インスタの集客方法を手っ取り早く音声で学習したい方は、以下の動画をご覧ください。
インスタのプロが徹底解説しています。
あなたはこのような疑問をもってこの記事を見ていただいているのではないでしょうか。
結論からいえば、正しい手順とセオリーを知れば、Instagramでの集客はそこまで難しいことではありません。
弊社は、Instagram運用代行・コンサルティングを行っており、
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今回は、その経験を元にInstagram支援会社の中の人として、
- Instagramの集客における8つのメリット
- Instagramで集客するポイント
- InstagramのPDCAを回す手順(全14STEP)
などについて、本音で語っていきたいと思います。
少し長い記事になるので以下の通りに読んでいただくことをおすすめします。どちらかをクリックして読み進めてください。
- インスタグラムにおける集客方法のセオリーを知りたい方:第1章~
- 現状の施策に伸び悩んでいる方:第2章〜
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Instagramで集客する8つのメリット
現時点であなたは「Instagramでの集客」を考えていると思いますが、そもそもInstagramで集客するメリットは具体的に何があるのでしょうか?
「知っているから情報を集めてる」ということもあると思いますが、この章を読むことで意外なメリットも見つかるかもしれません。
Instagramで集客する8つのメリット
- 4人に1人はインスタを使っている|ユーザー数の増加
- インスタは他のSNSと比べて購買意欲が高い
- Googleに代わる「ハッシュタグ検索」が生まれている
- ユーザーと関係を構築しファンを獲得できる
- 画像による視覚効果が高く、商品の魅力を伝えやすい
- 公式サイト誘導に頼らずビジネスができる
- 再現性のあるバズを生むことができる
- 消費行動を全てカバーしているSNSである
4人に1人はインスタを使っている|ユーザー数の増加
Instagram集客における1つめのメリットは、母数であるInstagram利用者数・年齢層の拡大です。
2019年にInstagramの運営元であるFacebookが公式で発表した数値によると、InstagramのMAU(月間アクティブユーザー数)は3,300万人に到達しています。こちらは日本の人口(1億2000万人)と仮定すると4人に1人はインスタを使っている計算になります。
この数値は年々増加傾向にあり、昨今では新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で利用者数はさらに増加していると予想されます。
大量の利用者を抱えるInstagramで露出することは、集客の起点としてユーザー接点を作る上で大いに有効になるでしょう。
インスタは他のSNSと比べて購買意欲が高い
Instagramは他のSNSに比べ、非常に購買欲が高いユーザーが集まる特殊なSNSとされています。
例えば、各SNSの主な用途を整理すると下記のようになるでしょう。
- Facebook:リアルな知人とのコミュニケーション
- Twitter:ニュースを読む
- Tiktok/Youtube:エンタメを楽しむ
- Instagram:ブランドの情報をキャッチする
またInstagram公式の調査によると、Instagramの利用者の傾向について下記のデータがあります。
Instagram利用者の傾向
- Instagram利用者の90%がブランドアカウントをフォローしている(Instagram社内データ:2019年)
- Instagramのおかげでブランドとやり取りができると回答した利用者:調査サンプルの2/3
- Instagramで広告を見るとブランドへの興味が高まると回答した利用者:調査サンプルの50%
これらの数字からも、Instagramがブランド・サービスへの関心が高いユーザーで構成されていることが分かると思います。
Googleに代わる「ハッシュタグ検索」が生まれている
このネット社会において、情報を調べる際にGoogleを利用したことがない、という方はかなり少ないのではないでしょうか。
GoogleよりYahoo!検索を使っている、という方もいるかもしれませんが実はYahoo!もGoogleの検索エンジンを使っているため、実質的にGoogle検索を利用していることになります。
Google検索はネット用語として「ググる」という表現をされていましたが、それに代わり「タグる」という言葉がInstagramから生まれています。
これは「ハッシュタグ検索をする」という意味で、Googleに並ぶ新しい検索媒体としての役割を担っています。
Googleがここまで成長したのは、モチベーションの高い検索ユーザーに対して最適な情報を表示できたからですが、Instagramでは発見タブを通じて同じことが叶うようになっています。
何らかの購買を検討する際にGoogleよりもInstagramで先に調べる人も増えています。
今では飲食店・ホテル・観光スポット等はInstagramから先にハッシュタグ検索するのが一般的なユーザー行動です。その流れを受け、新たに複数キーワードによる検索機能リリースも予定されているとのこと。
つまりInstagramがGoogleに代わって、購買モチベーションの高いユーザーとブランドをつなぐ場になっていく流れが生まれているのです。
Google検索で意図的に上位を獲得しユーザーに露出することは圧倒的な同業・競合数によって厳しい取り組みになっています。しかし後発プラットフォームであるInstagramでのハッシュタグ検索で露出面を取っていくことは、Googleに比べて新規参入の余地は充分にあるといえるでしょう。
ユーザーと関係を構築しやすい
Instagramの特徴として、新規顧客との接点創出だけでなく、顧客と長期的な関係を構築しやすいことも挙げられます。
Instagramにはフィード投稿へのいいねやコメントだけではなく、ストーリー・DM・ライブ配信などでフォロワーとの関係性を強める機能が多数あります。
これはロイヤルカスタマーを生みだしていく上でも大きな強みになります。
新規顧客に商品を購入してもらうことは簡単ではありませんが、既存顧客に再購入を促すことはその数分の一のコストで済むと言われます。Instagramの機能を通じて顧客とのコミュニケーションを活発に行い、
- コミュニケーションを通じてまだ購入していないユーザーの購買行動を促す
- 既に購入済の顧客への再購入を促す
ということが可能になります。
画像による視覚的効果が高い
Instagramの特徴は、ビジュアルメインでの情報発信が可能な点です。画像や動画を利用して情報発信ができるため、商品やサービスの詳細なイメージをユーザーに想起させることができます。
ユーザーは商品やサービスを実際に利用している姿がイメージできた場合に限り、消費活動を行うモチベーションが働きます。そのため、Twitterのようにテキストがメインの情報発信よりも、Instagramのようにビジュアルがメインの情報発信のほうが消費行動に繋がりやすいと考えられます。
公式サイト誘導に頼らずビジネスができる
FacebookやTwitterによる集客では、いかに公式サイト・LPに誘導するかが成果の分かれ目といえました。
しかし、Instagram上で顧客としっかりコミニケーションが取れていれば、必ずしも公式サイトを経由する必要はありません。
ハッシュタグや口コミを元に来店してもらえたり、ショップ機能から商品を購入してもらえたりします。
上記「Instagramのユーザーは購買意欲が高い」とも関連しますが、Instagram上で購買の意思決定が済んでおり、ユーザーの消費行動を促すコンテンツ導線を公式サイトに実装しなくても問題ないケースも多くあります。
その特性を利用し、公式サイト開発・ABテストに投下する予定だったコストをInstagramの運用・コミュニケーションにかけていくことで、集客~購買~ファン化の効率的なサイクルが生まれていくでしょう。
再現性のあるバズを生むことができる
Instagramでは「再現性のあるバズ」を生みだしやすいことも特徴です。
これを聞くと多くのマーケターが首を傾げるかもしれませんが、紛れもない事実といえます。InstagramはTwitterやFacebookといったSNSと比較した時にリツイートやシェアボタンが存在していません。
つまり、一般的に拡散性がないと思われがちです。
しかし、Instagramを本格的に運用してみると、その意見は180度変わるでしょう。インスタのアカウント運用を丁寧に行えば、1つの投稿で100万リーチを超えることもあるのです。
Twitterでバズるのは、誰にリツイートをしてもらうかも重要で「人起点のバズ」という性質をもっています。タイミングなども重要で比較的運要素が強いのです。
しかしInstagramではアルゴリズムを理解することでシステマチックにバズらせることができます。人起点の拡散ではなく、「発見タブ」に優先表示されることで思ってもいないほど大量のユーザーの目に止まるようになります。
例えばこちらは弊社で実際に運用しているアカウント例の「フォロワー推移」と「投稿インサイト」の図ですが、100万リーチ越えの投稿を連発しています。
つまり、Instagramには拡散性がないというのはただの先入観で、適切な運用さえすればむしろ他のSNSよりもコストをかけずに集客ができるのです。
消費行動を全てカバーしているSNSである
最後に挙げられるメリットとして、Instagramが消費行動を全てカバーしている点があります。
下記に、Instagram上でのユーザー体験、つまりブランドやサービスに興味を持ち、アクションを起こすまでに至る流れをまとめてみました。
ここでの消費行動は、認知、興味関心、口コミ、購買、拡散の流れを指しています。
Instagramは「発見タブ」というレコメンド機能や、ハッシュタグ検索での口コミ検索、ショッピング機能による購買などの要素によって、一般的な消費行動を全てカバーしているのです。
失敗している企業の多くがこれをやっている!アカウント運用で実はやってはいけない4つのこと
本記事をご覧になっているということは
- 競合が強く自分のアカウントが埋もれる
- 時間をかけてコンテンツを作成しているが中々伸びない
などが該当することでしょう。
では、なぜあなたのアカウントが伸びないのか。
その理由は、独学に頼った運用を続けているからです。例えば、SEOのノウハウやライティングノウハウなどは本や記事で有益な情報が無数にあったり、専門の担当者が社内にいたりするケースも多いでしょう。対して、インスタは出回っている情報が抽象的なものが多く、データなどの根拠が少なかったり、成功事例の数も少なかったりします。また、社内にインスタの専門家がいるケースは尚更少ないでしょう。
そこで本章では、100アカウント以上の運用経験があるSAKIYOMIが見つけた「運用が伸びないアカウントがやりがちな4つのこと」をご紹介します。
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インスタ運用は、運任せで伸びるような簡単な世界ではありません。そのため、運用に関わる全てをインサイトを使って数値化し、弱点を補うようなロジカルな運用が必要となります。
例えば、インスタでフォロワーが増える仕組みは以下の4つで形成されています。
- 投稿がフォロワーに見られる
- フォロワー外にもリーチが拡大する
- プロフアクセスが増える
- フォロワーが増える
プロフアクセスの数は十分にあるのにフォロワーが増えない場合は、プロフィールに課題があると考えられます。このように、ロジカルな運用をすることで効率良くフォロワーが伸ばせます。
弊社SAKIYOMIでは、Instagram運用をサポートしてくれる分析ツールも提供しています。興味のある方は是非ご検討ください。
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インサイトについての詳細は下記の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
▼参考記事:【2022年版】Instagramインサイトの見方と分析方法をプロが徹底解説!
ハッシュタグ選定に時間をかけ過ぎている
先ほどのInstagramで集客する7つのメリットで「ググるに代わってタグる時代」と紹介しました。しかし、タグる時代といってもタグ(ハッシュタグ)の選定に時間をかけてはいけません。なぜなら、インスタにはもう一つの流入「発見タブ」というものがあり、タグに比べて圧倒的に発見タブからの方が流入が多いからです。
以下の画像は、いずれも100万リーチを超えたバズ投稿の一例です。
ご覧の通り、ハッシュタグからの流入よりも発見タブからの流入の方が100倍近くあります。そのため、ハッシュタグ分析は1手段であり、重要なのことはユーザーに有益な情報を発信して発見タブの載ることです。実際にユーザーに有益な情報を届けてさえすれば、ハッシュタグに拘らなくても、勝手に載ることもあります。
発見タブについて詳しくは、下記にて解説しておりますので参考にしてみてください。
▼参考記事:インスタの「発見」とは?発見タブの特徴や活用方法も紹介!
発信ジャンルを広くし過ぎて競合に勝てない
発信ジャンルが広すぎるとユーザーの興味関心をそそることはできません。なぜかというと、現代は情報過多と言われるほど世の中に情報が溢れているからです。ユーザーが求めているのは体験談や生の声のといった、より信頼できるものを探しています。
全員に届けようとすると網羅性を意識するがあまり、内容が薄くなりやすく最終的に誰にも刺さらなくなる、マーケティングでよく言われていることです。
「視聴者は厳しい。彼らは、退屈で、普通で、ありきたりの広告を見る時間はない。』
クレイグ・デイビス
こちらは広告に関する有名な言葉ですが、インスタの投稿においても全く同じだと考えた方がいいでしょう。
そのため、「美容系」のような全体を網羅するようなジャンルよりも「ティーン女子向けのプチプラコスメ」という尖ったコンセプトで運用をした方がユーザーからの支持が得やすくなります。これはタイミングによっても変化していて、インスタ初期(2017年ごろ)であればそれこそ広いジャンル(王道なコンセプト)でも通用しました。
そもそもニーズに強さに対してコンテンツの供給量が追いついていない、いわゆるブルーオシャンな状態だったからです。
しかし、今は参入しているアカウント数が増え、コンテンツも多くなっている、いわゆるレッドオーシャンな環境です。そのなかでしっかり自分のアカウントを選んでもらうためには、ターゲットを決めてコンセプトにこだわることが欠かせません。
とはいえ、自分がどんなジャンルで運用すれば良いのかわからないことでしょう。そんな方のためにSAKIYOMIが具体的なジャンルを30個ご用意しました。下記より詳しくご覧いただけますので、参考にしてみてください。
▼Instagramの参考投稿:アカウントジャンル30選
ユーザーとの交流が少なく一方的な発信
自分が発信をするからといって、一方的に発信していてもアカウントは伸びません。
インスタの公式HPでは、
コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現します。
https://about.instagram.com/ja-jp
と書かれています。
上記から読み取ると、一方的に発信するのではなくユーザー同士が楽しめる空間が大切になります。そのため、自分よがりの発信を続けるだけではいけません。
- フィードのコメントを丁寧に返す
- インスタライブで質問を拾ってフォロワーの悩みを聞く
などユーザーとの交流をしましょう。より具体的な方法は、本記事で紹介すると長くなってしまうため下記よりご覧いただけます。
▼Instagramの参考投稿:困ったらコレ!反応率がUPするストーリーズの型5選
インスタの集客を成功させるためのフローを全14ステップで紹介!
ここまでInstagramで集客をするメリットの多さをお伝えしてきましたが、「そろそろ具体的に何をすればいいのか教えてよ!」という方に向けた実践的な内容に入りたいと思います。
準備編・アルゴリズム理解編・実践PDCAサイクル編のフェーズ別にお伝えしますので、ぜひ順を追って読み進めてみてください。
Instagram集客:事前準備編(4STEP)
Instagram集客では、押さえておくべきセオリーがあります。完全に我流で始めても集客実現までの道のりは遠くなってしまいます。
下記手順を参考に、しっかりとした事前準備を行いましょう。
- KPIについて理解する
- ベンチマークアカウント(参考にする競合)を見つける
- プロアカウントを準備する
- アカウントの目的設定・コンセプト設計をする
KPIについて理解する
KPI(Key Performance Indicators)とは、経営目標に向けて達成する必要のある重要指標のことです。
あなたが事業や企画のためにInstagramでの集客を目指しているなら、それにつながる具体的な数値指標がKPIです。
KPIの種類(抜粋)
- フォロワー数
- 保存率
- インプレッション数
- フォロー転換率
- UGC数(ユーザー生成コンテンツ・SNSでのユーザーの言及など)
- DM
- コメント数
何を重要KPIと設定するかはアカウントの規模や目的によって若干異なりますが、集客を目的とするなら「フォロワー数」を第一に設定するのがおすすめです。
Instagramのアルゴリズムは日々変化していきますが、傾向として「発見タブに表示されるには、フォロワーが投稿に対してしきい値以上の保存率(またはエンゲージメント率)を示す必要がある」という事象があると考えています。
つまりフォロワー数が一定以上いなければ、発見タブに露出する条件を満たすことができません。
このようにフォロワーがいないと、どうしてもリーチ発生につながりにくいため、全ての起点といっても過言ではありません。次いで保存率を重視するのがおすすめです。
ベンチマークアカウントを見つける
ビジネスの鉄則として「うまくいっている先行者から勝ちパターンを取り入れる」方法があります。学ぶが「真似(まね)ぶ」から来ているというのも有名な話ですね。
完全に自己流ではなく、すでに結果を出しているアカウントを「ベンチマーク」として参考にすることで成果までの道が短縮できます。0からの作成ではなく、取り入れるべき要素がすでに揃っているからです。
そこで、自社が扱うジャンルやコンセプトで参考にしていけそうなアカウントを10個ほどピックアップしてみましょう。
選定基準としては外部からでも確認できる以下の指標がおすすめです。
- フォロワー数1000以上
- エンゲージメント率5%以上(いいね÷フォロワー数)※PCブラウザなら投稿ごといいねとコメント数を見ることができます
- (定性的ですが)ある程度運用がうまくいっていると判断できるアカウント
が対象です。
上記数値が極端に低いアカウントは勝ちパターンとして参考にできないので注意してください。
リストアップしたベンチマークアカウントから、よく活用されているデザインパターン・客観的に見て反応率の高いフォーマットなど、クリエイティブ視点でリサーチすることが大切です。
同じ切り口でも勝ちフォーマットでの投稿はエンゲージメント率がそうでないものの10倍以上になることが多々あります。
同じフォロワー数で同じ商品・ショップを紹介していても一方は100いいねでもう一方は2000いいねもあると言うことがざらなのです。
投稿・アカウントの背景やコンセプトを探り、高いエンゲージメントを出している理由に仮説を立てましょう。
ベンチマークアカウントのリサーチ方法
ベンチマークアカウントのリサーチ方法は2通りあります。
- 自社商品やサービスに関連するハッシュタグで調べる
- 既知の競合アカウントを調べる
自社の商品やサービスに関連するハッシュタグで調べる
自社顧客が検索しそうなハッシュタグを使って、アカウントを調べてみましょう。
仮にヘアケア用品を扱っているのであれば
- 髪質改善
- 洗い流さないトリートメント
- 髪のお手入れ
- ヘアケア
などの関連ワードを使ったハッシュタグで検索すれば「検索候補」として、該当ハッシュタグと投稿数が分かります。
そこで投稿数の多いハッシュタグから、参考アカウントを見つけ出しましょう。表記揺れ等もありますので、投稿数の少ないハッシュタグは無視して構いません。
どの程度を投稿数が少ないと判断するかの基準は業界によって異なります。
参考までに、投稿数が下記「SMALLキーワード群」の1/10である1000以下であるかがひとつの基準になると思います。
ハッシュタグのBIG~SMALLキーワード分類※筆者の見解です
- 投稿数10万以上:影響力が強いBIGキーワード
- 投稿数1万~10万未満:MIDDLEキーワード
- 投稿数1万未満:SMALLキーワード
既知の競合アカウントを調べる
すでに把握している競合や類似ジャンルのアカウントもベンチマークとして参考にしましょう。特に自社に比べて優位なポジションを取っている競合であれば注視は必須です。
またGoogle検索を使って影響力のある同業アカウントを探す方法もあります。下記のようなキーワードで検索すれば、商材やジャンルのキーワードをプロフィールに記載し、かつ1000フォロワー以上のアカウントを探せます。
site:instagram.com k follower 「ジャンルや商材のキーワード」
こちら「トラベル」で検索した結果です。最近のGoogle検索は、検索結果数が絞られてしまうキーワードをわざと「含めない」検索にすることがあります。
検証時「follower」は検索キーワードから外されてしまうようになってしまいましたので”follower”のように入力することで、「完全一致」での検索をすることができます。
プロアカウントを準備する
次にアカウントを「プロアカウント」に切り替えておきましょう。
プロアカウントには「ビジネスアカウント」「クリエイターアカウント」の2種類がありますが、集客を目的として設定する場合は主にビジネスアカウントが適切です。
Instagramの集客PDCAを回すにはアカウントの分析が必要といってもよく、その数字を見るにはビジネスアカウントに移行する必要があります。
プロアカウントの設定方法
プロアカウントを設定する際、以前はFacebookページと連携する必要がありました。しかし現在はFacebookページがなくてもプロアカウントが作成可能です。
プロアカウント開設は既存のInstagramアカウントのプロフィールから行います。
プロフィールページの設定をタップする
プロフィール右上にあるメニューボタンから、「設定」をタップしてください。
《設定画面で行う作業》
- プロアカウントに切り替えるをタップ
- 設定画面のアカウントをタップ
- 青文字で表示されている「プロアカウントに切り替える」をタップ
カテゴリーを選択する
プロアカウントの説明が表示されるので「次」をタップします。「カテゴリを選択」画面で自社ビジネスに該当するカテゴリを選択します。
アカウント種別(クリエイター・ビジネス)の選択
クリエイターアカウントとビジネスアカウントの選択画面が表示されるので該当する方を選びます。
公開用メールアドレス・電話番号・住所情報の入力
「連絡先情報を確認してください」と言う画面が表示されたら、メールアドレス・電話番号等の情報を入力しましょう。
Facebookページと連携する
もしもFacebookページを持っている場合はここで設定しましょう。Facebookページがない場合はInstagramのショッピング機能が申請できません。
そのため、自社商品等があればこの機会にFacebookページ登録を行うことをおすすめします。Facebookページが存在しない場合は「今はFacebookにリンクしない」を選択しましょう。
以上の手順でプロアカウントへの切り替えが可能です。設定後にプロフィールページを確認すると、個人アカウントにはなかった「広告」「連絡先」と言うボタンが表示されていると思います。
プロアカウント(ビジネスアカウント)に移行する方法の詳細はこちらの記事で別途紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください!
▼参考記事:Instagramのビジネスアカウントとは?切り替える方法とメリットを解説!
また、Instagramにはデフォルトで様々な基本機能がついています。
分析をするための「インサイト機能」や意外と多くの人が知らない「アンケート機能」など、どれも運用には欠かせない機能です。
詳しくは下記記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
▼参考記事:Instagramの基本的な機能を徹底解説!発信方法を覚えて、運用に活かそう!
アカウントの目的設定・コンセプト設計をする
ビジネスアカウントに切り替えたら、アカウントを運用する目的が設定できているか、コンセプトの設計ができているか、という点を確認しましょう。
アカウント運用する上ではさまざまな意思決定の場面があり、その際に明確な指針がないと意思決定ができず施策がブレてしまうからこそ目的設定は重要です。
最終目標を設定し、そこから逆算する形でマイルストーン(小目標)を設定していくことをおすすめします。
例えば下記のような設定が可能です。
また目標設定においては、上記のように定量的な結果が見える「数値・期間目標」を設定していくのも重要です。これは設定した最終目標~マイルストーンをさらに分解したものとなります。
目に見える結果が出るまでは、まずは「週4回は投稿する」「3ヵ月間でフォロワー50名増やす」行動目標でもかまわないと思います。抽象的な目標を掲げて施策に結び付かないよりはよほど良いものです。
運用の目的だけではなく、コンセプトの設計も必要になってきます。このアカウントで誰にどんな情報を届けるのか、そのためにはどのようなデザインで何を強調する必要があるのか、などです。
一貫したコンセプト設計ができていないアカウントはフォローされにくい傾向があります。
こういった細かなコンセプト設計まで実施することで、アカウント運用の下準備が完了します。集客を成功させるためには、まずこれらの点を徹底して作り込みましょう。
Instagram集客:アルゴリズム理解編(2STEP)
上記準備を踏まえていよいよInstagramの運用を開始するわけですが、一気に大量の知識を詰め込まれても何を優先して実施していいのか迷うところだと思います。
ですが、集客をするにあたって「アルゴリズムを理解する」のが何より重要なことと言っても差し支えないと考えています。
的外れな手法で努力・継続を続けても、成果に表れにくければ徒労に終わってしまう可能性があります。
Instagramでは、ユーザーの閲覧行動からおすすめを発見タブで表示したり、ハッシュタグ検索で表示順序を決定するのもアルゴリズムによるものです。
こういったアルゴリズムは仕様が公開されているわけではありません。また日々アルゴリズムも進化しているので過去の慣例がずっと通用するわけではありません。
しかし基本のアルゴリズムを理解し、それに合った投稿をすることで確実にレスポンスは上がるようになります。
「どういう仕組みでInstagram上に表示されていくのか?」実際にPDCAを回していく前に知っておきましょう。
Instagramのテーマを理解する
InstagramのアルゴリズムはInstagram公式の「大切な人や大好きな事とあなたを近づける」と言う理念に基づいて開発されています。
2021年6月にInstagramの開発責任者Adam Mosseri氏によって、アルゴリズムに関するブログ記事が公開されました。ここで彼はアルゴリズムについて下記のように解説しています。
- Instagram利用者と投稿が増えるにつれ見られずに終わる投稿が70%に達した
- その解決のため利用者の関心に基づいたランク付けをフィードに導入した
- フィード・発見タブ・リールなどの各機能には別のアルゴリズムを適用している
Instagramではアルゴリズムを用いて各機能の目的に沿った別々の最適化をしていて、ユーザが見たいもの・関心があるものを見落とさないための仕組みであると説明しています。
またアルゴリズムは単一のプログラムではなく、投稿日時・過去のやり取り・ヒントなど数千以上にも及ぶシグナルが複雑に影響し合っています。
これらをすべて解明するのは現実的に不可能です。そこで運用にあたっては「どのような要素で表示順が決まるのか」を押さえておきましょう。
Instagram表示順を決める3つの要素を理解する
現在は、次の3つの要素によって投稿の表示順が決定すると言われています。
表示順を決める3つの要素
- Relationship(親密度):アカウントとユーザーの親密度
- Interest(関心度):ターゲット層の関心に合ったコンテンツか
- Timelineness(情報の鮮度):最近の投稿か
1つめのRelationshipはユーザーとのつながりの深さを意味し、コメントやDM、投稿へのいいね数などをもとに計算されています。
Interestは過去の閲覧履歴や行動情報から、ユーザーにとって関心が高いと思われる投稿を表示する要素です。
例えばあるユーザーがファッション関連の投稿にいいねをたくさんしていると、関係がない投稿者の投稿であってもファッションやアパレルブランドの投稿がそのユーザーの発見タブに表示されるようになります。
Timelinenessは鮮度を意味します。Instagramは投稿の鮮度を重要視し、最新の情報ほど優先的に表示される仕組みになっています。
これらの3つを意識して投稿・運用を行っていくことで、アルゴリズム上で高く評価されると共に、投稿への関心が高いユーザーに効果的に情報が届くようになるでしょう。
では次に、実際に投稿を作る過程を紹介します。
Instagram集客:投稿作成編(2STEP)
上記のアルゴリズムを理解したら、次は実際に投稿を作っていきましょう。投稿を作成する際のコツは大きく2つあります。
表紙と中身で投稿のコツを分けているのは、表紙でユーザーの興味をひき、中身を充実させて保存を促すという狙いがあります。具体例を交えながら詳しく解説していきます。
表紙のキャッチコピーで中身を見てもらえるかの9割が決まる
なぜ投稿作成で表紙が重要なのかというと、インスタのフィード投稿は、表紙以外はスワイプしないと見られない仕様だからです。
つまり、表紙でユーザーが続きを読みたくなるような仕掛けをしないと、いくら中身が素晴らしいものだったとしても見てもらえません。例えば、
- デザインのポイント5選
- コレ知ってたら上級者、インスタのデザイン 裏技5選
どちらの方が続きを読みたくなるでしょうか?後者では「上級者」という権威性を記載して、ユーザーがこれを読めば自分も上級者になれるという訴求を付け加えています。
実際に表紙に注力した結果、下記の通り約10万人にリーチされるバズを生み出しました。
このように表紙でいかにユーザーの興味をひき、続きを見てもらうのかがバズ投稿への鍵となります。興味をひかせる具体的なフレーズについては下記をご覧ください。
▼Instagramの参考投稿:タップせずにはいられないタイトルの付け方6選
中身は2周読ませる
表紙でユーザーの興味をひくことができたら、中身を充実させます。
具体的には、ユーザーに2周読ませることを目標に作成しましょう。インスタは、画像がメインのSNSのため、ユーザーは1回目で流し見をした後、詳しく読むか離脱するかを判断します。1回目ではストレスなく読ませ、2回目でベネフィットを感じさせる内容が大切です。
最近では、下記の画像のように1スライドの中にも文章と図を組み合わせているものが多くあります。
こちらの狙いは、1回目で図を流し見をさせた後に、2回目で詳しく読ませるような仕掛けがされているのです。また、デザインを固定するとユーザーの視線誘導がしやすくなります。
デザイン固定のポイント
ユーザーが見出しだけで内容を理解できる(見出しだけ拾い読みができる)重要な箇所と詳細の説明の箇所がはっきりと分かれている毎日の投稿のデザインに困らなくなる実際に行うとなると、運用初心者の方には難しいと感じるかと思います。このような方は、下記を参考に投稿を作成してみてください。
▼Instagramの参考投稿:投稿前に見るべきチェックリスト
Instagram集客:PDCAサイクル編(6STEP)
Instagramの集客では、初めて取り組んでみたことが「当たる」のはごく稀です。
投稿したコンテンツに対するフィードバックを分析し、地道にPDCAサイクルを回していくことが集客実現の一番の方法です。これをやれば絶対大量のユーザーを呼び込める!という魔法はありません。
反応を見ながら、日々改善を行っていきましょう。
PDCAサイクルを回して集客に結び付けるための流れは以下の通りです。
- KPIを決定する
- 運用メンバーを揃える
- ユーザー心理に基づいて投稿内容・方針・スケジュールを決める
- KPIをモニタリングして、都度改善をする
- ユーザー心理の仮説に基づき、1つずつ検証する
- 4.に戻り流れを繰り返し「勝ちパターン」を見つける
KPIを決定する
「準備編」でも触れたKPIですが、正しくPDCAを回していくためには、継続的にモニタリングでき、かつ成果に結び付くKPIを決める必要があります。
Instagram運用をしていると、ついつい直近で行った投稿に対する反応を色々と考察したくなるものですが、そこは冷静に「この数値はどう動いたのか?」と見極めることが大切です。
集客を目的としてInstagram運用するなら
などのKPIを設定するのがおすすめです。
上から順に、集客に直接結び付く順と考えています。フォロワー数がないと投稿からの集客が見込めませんし、フォロワーを獲得していくためにはエンゲージメント率が重要。
そして高いエンゲージメント率の実現には「保存数」がカギとなってきます。
Instagramに限らず、SNSでは投稿したコンテンツにすぐに反応が返ってきます。そのため反応率を見ながら日々適切な改善を図っていけば成果への近道となるでしょう。
運用メンバーをアサインする
上の段階で設定したKPIを達成していくためには、運用メンバーを揃えて体制を整える必要があります。
1人で行えばスピード感が出る反面、運用が属人的になりすぎるデメリットもあります。「この投稿やデータ管理をしているのはAさんだから他の人はわからない」という状態だと困りますよね。
Instagramを運用するチームの役割分担は
などが考えられるでしょう。複数の役割を1人が担う構成にするか、ひとりずつ担当者を決めて行うかの指針を決めましょう。
できれば全ての業務を1人が担当する、という状況は避けていただければと思います。
行うかそれとも担当者を決めて行うかを決定する必要があります。
中の人が見えるようなアカウントは可能?
Instagram集客の成功例を見ていると、公式アカウントながらいわゆる「中の人」の人柄が分かるような親しみあるアカウントが印象に残っている方がいるかもしれません。
しかしいきなりこのような運用を目指すことはおすすめしません。
「中の人」感を打ち出していく運用は、人の感情に訴えかける要素が多く、数字を見ていても改善や分析が難しいのです。他業界で投稿内容を真似ても同じ結果が出るとは考えない方がよいでしょう。
つまり、これらの成功例は非常に緻密な計算か、中の人のセンスで成り立っている場合が多いのです。
どちらにせよ再現性は低いので、初めてのInstagram運用であれば公式らしく比較的堅実なトンマナがよいのではないでしょうか。
ユーザー心理に基づいて投稿内容・方針・スケジュールを決める
アカウント運用において何よりも大切なことは「ユーザー心理に基づいて」アカウントを設計することです。
これはコンテンツマーケティングの基本ではありますが、なぜかInstagramになると自社のPRばかりを発信してしまい、ユーザーの求めていることは疎かにしてしまいがちです。
特に「インスタ映え」にこだわるがあまり、ユーザーの求めるものと外れてしまって、結果的にフォロワー数の増えないアカウントが非常に多いです。
アカウントの目的と顧客ターゲットを起点とし、どういった投稿をどのようなペースで行っていくか決めて行くといいでしょう。
投稿頻度の考え方
前もって投稿の方針や運用スケジュールを決めておけば、直前に「今日は何を投稿しよう!」と焦らずに済みます。
投稿頻度はアカウントや業界の性質を考えて決めた方がよいでしょう。
ただ、多くのジャンルにおいて最低でも1日1投稿は必須であるケースの方が圧倒的に多いです。
実際に弊社が支援するアカウントのほぼ全てがが1日1投稿以上、そのうち半数以上が1日2投稿のアカウントです。
またターゲットとなる顧客像が明確であれば、より見られる時間帯を設定しておくとよいでしょう。
一方で投稿の新鮮さもアルゴリズム上重要ですし、うまくすればバズを生む要因になります。これは伸びる!と言う情報があれば多少スケジュールをずらしてでも当日中に制作、投稿を行えるとよいでしょう。
その意味でも、運用は属人的にならない体制をおすすめします。
分析・仮説立てを踏まえたスケジュール設定のススメ
上で挙げたスケジュールは情報の受け手を考慮した設定ですが、社内分析も考えてスケジュール立てができると理想的。
例として「1週間に一度、前週KPIを振り返った上で次週の投稿内容を企画する」のような形が作れると分析やフィードバックを投稿に反映する習慣ができ、かつスピードも遅くならないのでおすすめです。
KPIをモニタリングして改善案を立てる
KPIをExcelやスプレッドシートなど、チーム内共有が可能な形にまとめて可視化しましょう。
その際は投稿内容も一緒に確認できるようにまとめておくと、どの投稿が数値上良かったのか・悪かったのかが分かります。
主となるKPIは
- 投稿ごとのリーチ
- リーチに対する保存率
- フォロワー数
- ホーム率
- プロフィールへの遷移数・遷移率
- フォロワー転換率
などです。
分析で課題や伸ばしていくべきポイントが見えてきたら、次に挙げる「ABテスト」でよりパフォーマンスの高い勝ちパターンを見つけ出していきましょう。
ユーザー心理の仮説に基づき、1つずつ検証する
Instagramでは「ユーザー心理」に基づいて投稿を作成し、仮説検証を繰り返すことが何よりも重要です。
特に投稿における「こっちの方が成果が出るだろう」という予測は、外れることも多々あります。人はどうしても自分の物差しを基準に考えてしまうので、実はユーザーに受けるパターンは違っていた、ということがあるのです。
Instagramとは少しテーマが逸れますが、申し込みボタンの文言ひとつ取っても成果が変わります。
筆者の経験でいうと、申し込みボタン内のテキスト
の2種類を設定したテストでは、後者の方が申し込み率が30%以上改善された、ということもありました。
仮説検証をする際のポイントは、テストの対象は1つだけに絞ることです。複数のクリエイティブを変えたパターンで比較しても、どれが成果に結び付いたのか判断できません。
ユーザー心理に基づいた仮説検証は時間がかかりますが、何度も検証を重ねれば最初の段階と比較して、目に見えた数値の違いが表れるものでもあります。
ジャンル別|インスタアカウントで集客に成功した事例3つ
ここまででインスタ集客の流れや鉄則を紹介しましたが「本当にこの鉄則を実践することで集客できるようになるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本章では実際に記事前半で紹介した鉄則を実践することで、集客に成功した事例を3つ紹介します。今回は、数が多くなるため3つにしていますが、他の成功事例を見たいという方は、ジャンル別の成功事例やノウハウを記載した記事がありますので下記よりご覧ください。
▼ジャンル別の成功事例
ストーリーズで親密度を高めて1年間でフォロワー数7万人を突破した節約系アカウント A
施策概要
1つ目は当社が運用を代行した節約系キュレーションアカウント「ためるん ~節約情報を毎日発信!~」の事例です。
「ためるん」ではストーリーズの機能に実装されているアンケートスタンプや質問BOXを利用して、フォロワーに回答してもらうといった施策を行いました。
その結果、インスタのアルゴリズム上で重要指標とされているユーザーとの親密度が高まり、フィード投稿やストーリーズが優先的に表示されるようになったのです。
「ためるん」ではストーリーズの活用のほかにもフィード投稿やリール投稿の改善に取り組み、1年間でフォロワー7万人を突破しました。
課題
・時代の変化や新型コロナウイルスの影響で、飛び込み営業の受注率が低下
施策
- 親密度アップのためのストーリーズ施策
- インスタのトレンドに基づいたフィード投稿(ユーザーにマネしたいと思わせるような投稿など)
結果
- 1年間でフォロワー7万人
- 1,000万リーチ/月
- 公式LINEへ150件/月
【Instagram×公式LINE】飛び込み営業をオンライン化し、毎月150名を集客する方法。
インスタライブで親密度を高めて1年間でフォロワー数12万人を突破したフィットネスアカウントB
施策概要
2つ目は当社が運用を代行した「パーソナルトレーナー」と「トレーニングをしたい人」をマッチングするサービス「みんなのパーソナルトレーナー(以下、みんパソ)」の事例です。
「みんパソ」ではインスタのアルゴリズムで重要な親密度を高めるために、インスタライブを効果的に活用しました。
「みんパソ」のインスタライブでは画面越しで一緒にトレーニングしたり、トレーニングをする人たちの質問に答えたりといったコンテンツを提供。その結果フォロワーとの親密度が高まり、アカウントがアルゴリズム的に優遇されるようになったのです。
「みんパソ」ではインスタライブ以外にもフィード投稿やリール投稿の最適化に取り組み、運用開始12ヶ月でフォロワー13万人を突破しました。
課題
インスタを運用する前まではYouTubeにトレーニング動画を投稿することで、集客していた。しかしYouTubeの動画を狙って拡散させるためには、かなりの時間と労力を要していた。
施策
- 視聴者との交流機会を作るインスタライブ
- フィード投稿(ダイエットコンテンツで伸びる「ビフォー/アフター」で構成される投稿など)
・滞在時間を延ばすためのリール投稿(ルーレット形式で止めた画面ごとに自分のトレーニング回数が決定する投稿など)
結果
- 運用開始12ヶ月でフォロワー数13万人突破
- 最大月間フォロワー増加数2.3万人
- 月間獲得リーチ数1,800万リーチ
【月間1,800万リーチ】Instagram×ダイエットで、オウンドメディア超えの成果を出す方法。
疑似体験できる投稿作りに専念し、19ヶ月で10万フォロワーを達成した旅行アカウントC
施策概要
3つ目は、当社が運用代行した旅行系ジャンルの「旅ネス」の事例です。
当時の旅行系アカウントは、あくまでもスポットを詳細に解説したり、逆にインスタ映えの写真をあげているアカウントが多い状態でした。そんななか「旅ネス」ではバズ投稿に必須の保存率をあげるために、ユーザーが旅行を擬似体験できるような投稿作りにしました。
具体的には、旅先の紹介だけでなく「後ろ姿のカップルが写真を撮っている」ような人感を演出。自分たちが祖国に訪れて写真を撮るシーンが直感的にイメージでき、行きたいと思ってもらえる、いわゆる旅行の擬似体験を実現した結果、たった3ヶ月で1万フォロワーを達成し、19ヶ月目には10万フォロワーを達成しました。
課題
- 集客のハブとなる新しいチャネルを開拓したい
- メディアを通して認知させるためにリーチ数を伸ばしたい
施策
- 表紙は綺麗な写真+人で構成
- 写真を邪魔しない文字の入れ方に変更
- 写真を見て、誰かと一緒に旅行プランを立てたくなるよう深層心理を刺激
結果
- 運用開始3ヶ月で1万フォロワー達成
- 月間最大リーチ1千万越え
- 自社クライアントのPRもできるハブメディアとしてのシナジー活用もでき、競合優位性が持てるようになった。
記事前半で紹介したように、インスタで集客するためにはアルゴリズムの理解が重要です。アルゴリズムを理解せずに、運頼みで運用している企業は本当に多いです。
本章で紹介した3つの企業は、Instagramのアルゴリズムに基づいた運用を行ったからこそ、再現性高くフォロワーを増やせたのです。
インスタの集客についてよくある質問
これまで様々なお客様とお話をしてきましたが、多くの方が同じような悩みを抱えています。実際に弊社が運用しているSAKIYOMIアカウントで質問を募集しても同様です。
そこで本章では、インスタの集客を行うにあたってよくある質問をご紹介します。
インスタで集客をする際のフォロワーの目安が知りたい
結論からいうと、インスタで本格的な集客を行うならフォロワー1万人を目安にしましょう。1万人を越えるまでは、一定の露出数も少なく、売り上げが対して大きくならないからです。
また、インスタに限らずユーザーは広告を嫌うため、ブランディング構築ができる前の段階で集客を行おうとすると鬱陶しいと思われ、離脱にもつながりかねません。
そのため、信頼性を得る観点から見てもフォロワー1万人を目安としておくと良いでしょう。
自動集客ツールを使った方が効率なのか知りたい
効率的な集客を図るため「自動集客をツールを使えば良いのではないか?」と考える方も多くいらっしゃいます。こちらに関しては、絶対にNGです。そもそも自動ツールの使用は、インスタの規約違反にあたります。アカウントが停止の処分を受ける可能性もあり、会社の信用を落としかねないといっても過言ではないでしょう。
また、自動ツールを使用した集客の手段は、こちらからにいいねやフォローのアプローチをして、自社アカウントに興味を持ったユーザーが訪問する内容です。この場合、自然と自社アカウントに興味を持ったユーザーと比べると、フォロワーの質が低く、フォロワー数だけ増えて売り上げに繋がらないことにもなります。
インスタで集客を行う際に重要なのは質の高いフォロワー獲得
Instagramにおける集客が成功している状態とは、質の高いフォロワーが十分にいる状態です。つまり、良質なフォロワーを増加させていく必要があるということです。
良質なフォロワーとは、自社のアカウントに対してエンゲージメントが高いフォロワーのことを指します。そういったフォロワーを獲得し続けることができれば、Instagramで集客が成功していると言えるでしょう。
ここで多くの企業さまが勘違いされてしまうのは、ただフォロワーを増やせばいいと考えてしまうこと。
単純なプレゼントキャンペーン、インスタグラマーやインフルエンサーとの安易なコラボ、雑なフォロー周り、最悪の場合はフォロワーを購入するという悪手をしてしまいがちです。「AI」の利用を謳うツールも同様です。
しかし、Instagramの集客で重要なのは、ただフォロワー数が増えることではありません。
しっかりとアルゴリズムに沿って運用し、ユーザーがアカウントに対して主体的にフォローしている状態を作り出さなければいけません。
集客は力技でもできますが、中長期的にアカウントを資産価値の高いものにすることを考えると、アルゴリズムに沿った適切な運用を行うことが重要です。
Instagramのアルゴリズムに関してはこちらを参考にしてみてください。
▼参考記事:【2022年最新版】Instagramアルゴリズムのすべてを公開!ホーム率と保存率がカギ!
効率的に集客したいのであれば、運用代行サービスの利用もおすすめ
「インスタでの集客方法は理解できたけれど、時間がかかりそう」
「確実に成果を出して事業の中心を担うメディアにしたい」
このように考えている方には、インスタの運用代行サービスの利用がおすすめです。
弊社SAKIYOMIでも運用代行サービスを提供しており、平均約4ヶ月で10,000フォロワー増加という実績があります。興味のある方はいつでもお気軽にお声掛けください。
SAKIYOMIの運用代行はこちら
インスタの運用代行を利用するメリットは以下の通り。
運用代行のメリット
- プロがアカウントの分析から運用まで行ってくれる(高いマーケティング効果が期待できる)
- 幅広いサービスを自社の戦略に応じて選択できる
- 定期的な投稿が可能となる
特に魅力的なのが、インスタのプロがクオリティの高い投稿の提案や分析、運用までを行ってくれるため、効率的に集客できるようになる点です。運用を代行してもらうことで、集客関連の工数が削減されるため、自社の社員はコア業務に集中することができるようになります。
また、近年のインスタでは投稿の質が重要視されています。
- ユーザーに響くのはどんな投稿か
- 投稿を効果的に見せられるか
- KPIを正しく分析し投稿の質を上げられるか
これらの知識を持っているかどうかは、フォロワーの増加率といった重要指標に大きく影響します。
インハウスでインスタを運営している企業は、トレンドから外れた運用をしていたり、再現性が低いまま運頼みで運用してしまっているケースも少なくありません。しかし、運用代行を依頼すればそのような心配をする必要がありません。
さまざまなメリットがある運用代行ですが、昨今では多くのサービスがリリースされています。
インスタのアルゴリズムに基づいた運用を行う企業や、AIによるソーシャルビッグデータ分析を軸に運用代行支援を行う企業、自社のインフルエンサーネットワークを活用する企業などさまざま。
以下の記事では、おすすめの運用代行サービスを6つ紹介しています。効率的に集客したいのであれば、それぞれのサービスの強みや特徴、実績を確認して、自社にマッチしたサービスを導入しましょう。
▼参考記事:Instagram運用代行・本当のおすすめは6社!費用相場・対応内容まで解説
まとめ:Instagram集客のメリットと抑えるべきポイント
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事ではInstagramの集客を目的とする方に向けて、
- Instagramの集客におけるメリット
- Instagramで集客するポイント
- InstagramのPDCAを回す手順
をお伝えしてきました。
改めて、記事中で列挙したポイントをもう一度振り返っておきたいと思います。この記事があなたのチームの集客実現の役に立てますように。
Instagramをプロに任せて最短で成果に繋げたいという方は、まずはぜひサービス資料をご確認ください。
Instagram運用のセオリーを踏まえた、弊社の運用方針をご紹介しております。