「Instagramの中で、一番伸びる投稿時間は存在するの?」
「Instagramの投稿時間によって、フォロワーの増加率は変わるの?」
Instagramの運用を進めていくと、投稿時間が気になってきますよね。インサイトを見ている人なら、「フォロワーのアクティブな時間」も表示されますし、明らかに投稿する時間によってユーザーの反応の良さが変わっていることに気がつきます。
しかし、最適な投稿時間を見定める方法は意外とわからないものです。さまざまな企業様のInstagramの運用を行ってきた私のもとにも、投稿時間に関する相談がたくさん届きます。
そこで今回は、Instagramの最適な投稿時間に関して解説していきます。
記事を読んでいただければ、いつ投稿したらいいのか、最適な投稿する時間をどうやって探したらいいのか、そして最適な投稿時間にしっかりと投稿する方法がわかりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
Instagramにおける最適な投稿時間は存在する!
まず、今回の記事の結論から述べると、Instagramの中には最適な投稿時間が存在しています。これは、長い時間Instagramのアカウント運用をしていけば、自ずと明らかになっていくことです。
また、Google検索で「Instagram 投稿時間」と検索をすれば、「この時間に投稿したら良い」という情報もたくさん出てくることからもわかると思います。
しかし注意してほしいことが1点。どのアカウントも全く同じ時間に投稿したら良いというわけではないということです。アカウントごとに最適な投稿時間が変化するため、一概に「この時間に投稿したら良い」というものは存在しません。
そのため、アカウント運用をするにあたって、自分のアカウントはどの時間に投稿したらいいのかを見定めていく必要があるのです。
最適な時間に投稿するメリットとは?
最適な投稿時間を探す方法を解説する前に、なぜ最適な投稿時間に投稿しなければならないのか、そのメリットを解説します。これを理解しておくことで、投稿時間を意識しなければならないという気持ちになっていただけると思いますので、簡単にお伝えしておきます。

投稿時間によって投稿に対する反応は変化する
冒頭でもお伝えしましたが、投稿する時間に応じて、投稿へのエンゲージメントには大きな差が出ます。この差を見逃すか否かで、自社が本来設定していた目的や成果を達成できる速度に変わりが出てしまいます。
反応が高い時間帯に投稿すれば、リーチも増え、フォロワー増加にも繋がり、自社が求める成果につながる
フォロワーからの反応が高いと、Instagramのアルゴリズムによって、フォロワー外のアカウントへレコメンドされます。そのレコメンドは発見欄やハッシュタグ検索によって表示され、爆発的なリーチを生みます。
リーチ数が高いと、必然的にアカウントの認知度を高めることができ、フォローしてくださるアカウントの絶対数も増加します。
リーチしたユーザーがフォローしてくれるまでの間には、複数のステップが存在しますが、それは以下の記事で紹介していますので、そちらを参考にしてください。
しかし、投稿時間によって、フォロワー数の伸びに大きく左右されるということに変わりはないため、最適な投稿時間を探す必要があるのです。
Instagramのなかで多くのユーザーがアクティブに動いている時間
Instagramのユーザーを一般化すると、大体以下の3つの時間帯がアクティブになっていることがわかります。まずは以下の3つの時間帯から仮説検証を行い、最適な投稿時間を割り出していきましょう。
基本的には「仕事をしていない時間」「学校に行っていない時間」が該当しています。
朝
朝の時間帯、特に出勤時間や通学時間は、Instagramだけでなく、スマホの利用率が非常に高いです。電車の中や車の中といった移動時間はInstagramを利用しているユーザーが多いでしょう。
昼
お昼の時間帯、ユーザーが昼休憩をしている時間もInstagramのアクティブ率は高いです。スポットで1時間ほどですが、仕事から離れるためにスマホを一斉に使い始めるので、狙い目かもしれません。
夜
最もInstagramを利用しているユーザーが多い時間帯は夜です。22時を目安にピークを迎え、22時以降は利用率が一気に落ち込みます。仕事や学校が終わる18時を皮切りに、22時までの間で大量のユーザーがInstagramに流れ込みます。
曜日はあまり関係していない?
私のもとに来る相談の中で多いのが、時間だけでなく、曜日に関する質問です。しかし、私が蓄積したデータから言わせていただくと、曜日ごとでアクティブ率が変わることは基本的にありません。
これはつまり「土曜日と日曜日は増えやすい」「金曜日はおすすめしない」というものがない、ことを意味します。
曜日ごとにInstagramを利用している時間帯に多少の差異はあるものの、基本的には同じような利用率です。
SAKIYOMIを運営している株式会社RadixではInstagramの運用代行を行っていますが、Radixでは毎日投稿(1日2投稿)を基本としているため、曜日での差別化は行っておりません。
そのため、伸びる曜日や伸びない曜日は存在しないため、そこはあまり気にしなくても良いでしょう。
Instagramにおける最適な投稿時間の例とその理由
Radixの運用代行の紹介をしましたので、実際に運用しているアカウントの最適な投稿時間もご紹介いたします。
女子高生向けアカウント
このアカウントでは、18時よりも少し早い時間帯と、朝の早い時間帯に投稿を実施しています。これはターゲットとしているユーザーが女子高生ということもあり、通学時間と学校終わりの時間帯にスマホを触っていることがわかったため、この投稿時間を設定しています。
グルメ系アカウント
料理のレシピを投稿しているアカウントでは、夜の時間帯(17時と21時)に投稿時間を設定しています。これは主婦層が夕飯の買い物をする時間帯と、ひとり暮らしのユーザーが仕事終わりに買い物をする時間帯だと想定しています。
このように、アカウントごとに投稿が伸びる時間帯に変化があるため、一概にこの時間帯に投稿したら良いというものは存在していないことがわかっていただけたかと思います。
最適な投稿時間を探すための方法とは?
それでは最後に、最適な投稿時間を探す方法をご紹介いたします。これは実際に運用代行をしている中で実践しているものです。
インサイトの中の「フォロワーのアクティブ率」を参考にする
まずは、前述した「一般的にアクティブと言われる投稿時間」に設定して投稿しています。それを1週間ほど運用すると、インサイトの中のアクティブ率に差が出始めます。
そのアクティブ率を参考に、投稿する時間帯を変えて、効果測定をしていきます。曜日による反応率に大差ないので、数日単位で投稿時間を変更して様子を見ます。
インサイトの見方に関しては、他の記事で紹介していますので、そちらを参考にしてください。
投稿時間をこまめに変えて、24時間の中で最も伸びる投稿を探す
大まかに朝、昼、夜といった分類分けが生まれたら、投稿時間をこまめに変更して投稿を探していきましょう。
反応の良し悪しは保存数やリーチ数で判断しましょう。Radixの運用代行ではいいね数は重要視していません。その理由に関しては別の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。
こまめに投稿時間を変えていくと、明らかに伸びる時間、伸びない時間が明確になっていきます。全ての投稿時間を検証し終わったら、最も伸びた時間に照準を合わせて投稿していきましょう。
最適な時間に投稿するためにはどうしたらいいのか?
最適な投稿時間を探していくとぶつかるのが、「ドンピシャの時間に投稿するのが難しい」ということです。おそらくInstagramの運用担当をしているかたは、Instagramの運用以外業務を行っていることでしょう。
その忙しい中で定時に投稿することは至難の技です。そこで利用していただきたいのが、予約投稿です。「Instagram 予約投稿」で検索していただければ、さまざまなツールが出てくるはずです。
それらのツールの中で自社に合っていると感じるものを選択し、投稿時間の選定に役立てましょう。
またSAKIYOMIが提供している分析ツールにも予約投稿機能はついています。他にもアカウント分析やアカウントの状態を表示する機能もありますので、ご興味のある方はお気軽にお声がけくださいませ。
まとめ
最適な投稿時間を見つける重要性をご理解いただけたでしょうか。
アカウント運用を成功させるためにも、投稿時間は重要な変数になります。最短最速でInstagramによる成果を生み出すためにも、最適な投稿時間の選定を急ぎましょう。
SAKIYOMIでは投稿時間以外にも、フォロワーを伸ばす方法に関する記事がありますので、ぜひそちらもご覧になってください。
また、webセミナー(ウェビナー)も開催していますので、ぜひお気軽にご参加ください。