「インスタグラム運用はどういうコンセプトにするべき?」
「コンセプト設計の手順は?」
「実際にどんなコンセプトがあるのか」
インスタグラム運用をする中で、上記のような悩みを抱いているのではないでしょうか?
運営において、最も重要になるのが「コンセプト設計」です。コンセプト設計がうまくいっていないと発信の軸がぶれてしまい、投稿の内容がわかりにくくユーザーに認知もされません。
またコンセプトによって、発信の質や最終的な目的である集客・収益化の結果も変わってくるでしょう。
とはいえ、どのようにしてアカウントのコンセプトを設計すればよいのかわかりませんよね。
そこで本記事では、総フォロワー数400万人以上を誇る弊社SAKIYOMIが以下の内容を解説します。
- コンセプト設計の目的
- アカウントコンセプトを設計する手順
- コンセプト設計時の注意点
SAKIYOMIでは、1つのアカウントに対して1ヶ月間をかけてコンセプトを設計します。結果として、100万リーチ超えを連発するような投稿や平均4.2ヶ月で1万フォロワー達成など、数々の実績を残してきました。
本記事では、これまでの実績をもとにコンセプト設計について解説します。インスタグラムのコンセプト設計を行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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インスタグラムで成果を上げるにはコンセプト設計が必須
はじめにインスタグラム運用における、コンセプト設計の重要さを理解しておいてください。
大前提として、インスタグラム運用をするといってもただ毎日投稿すればよいわけではありません。意味もなく毎日発信を続けてもフォロワーは増えませんし、ユーザーに認知もされません。
大切なのはコンセプトを設計して、それをもとに投稿することです。コンセプトとは日本語にすると概念・企画という意味であり、発信のベースとなる考え方のことです。
たとえばSAKIYOMIは「インスタ運用のプロ」というコンセプトに設定しています。
企業やサービスのPRのためにインスタグラムを活用しようと考えていても、具体的で実践的なノウハウというのは出回っていません。そのためインスタグラム市場に勝機があると考え、これまでの運用代行実績から再現性の高い情報を発信しています。
また「プロ」というインパクトのあるワードをコンセプト内に取り入れることで、個人アカウントとの差別化にもなっています。
上記のようにSAKIYOMIもコンセプトを決めて発信をしていくことで、総フォロワー数は400万人を超え業界を問わずインスタグラム運用のご依頼をいただけるようになりました。
これまでの実績は、コンセプトを綿密に決めて行動をしてきたことで得られたものです。もしコンセプトを決めずに運用をしていれば、ここまでの実績は残せなかったでしょう。SAKIYOMIの事例からもわかるように、アカウントコンセプトのできによって投稿の質も売上の成果も変わってきます。コンセプトが曖昧であれば、運用の最終的なゴールである集客やCVもなかなか結果があらわれないでしょう。
そのため、運用を始める前にコンセプトを決めておく必要があります。
インスタグラムのコンセプト設計を行う2つの目的
ここまでの解説で、インスタグラム運用においてコンセプト設計が重要であることが理解いただけたでしょう。
ここからは、アカウント設計を行う2つの目的を解説します。目的を持ってコンセプト設計を行うことで、結果にむすびつきやすくなります。ぜひ目を通してみてください。
①発信内容に一貫性を持たせる
インスタグラムのコンセプト設計を行う目的は、発信内容に一貫性を持たせるためです。発信内容が定まっていないと、ユーザーの心には響かないからです。
たとえば以下2つのアカウントであれば、どちらの発信を見たいと思いますか?
- 女性の美容についてのみ発信
- 美容・節約術・発信者の趣味・投資・子育て・雑学・自己啓発など発信に統一感がない
おそらくほとんどの方が、前者のアカウントを見るでしょう。
後者のように多くの内容を投稿するアカウントは、情報発信の目的がユーザーに伝わりません。専門性がないので、なんのアカウントかわからずフォローされることはないでしょう。またフォロワー数や保存数など、運用をしていく中でいくつか指標が出てきます。この指標ばかりに目が行ってしまうと、発信すべきでない情報を発信してしまう可能性もあるでしょう。
ユーザー目線でコンセプトを設計して、発信内容に一貫性を持たせるのが大切といえます。
②運営者が共通の目的を持つ
インスタグラム運用でコンセプトを設計するのは、運営者が共通の目的を持つためでもあります。
企業でインスタグラムの運用をするときは、一人ではなく複数人で管理するでしょう。管理する人数が増えれば増えるほど一人ひとりに内容が伝わらず、チーム内で認識のずれが生まれることもあります。
チームの認識が違っていれば投稿者が変わると発信内容にブレが生じて、ユーザーが離れていってしまいます。発信内容のブレが起こるのは、企業だけでなく個人でも同様です。外注したりチームを組んだりしている場合は、特に注意すべきことです。
コンセプトを決めておくことで、担当者が違ったとしても発信内容にブレが生じません。運営者同士で共通の目的を持つためにも、コンセプト設計は重要な項目といえます。
勝つための戦略!インスタグラムのコンセプト設計4ステップ
目的が理解できた後に生まれるが「どのようにコンセプト設計を行えばよい?」といった疑問でしょう。
そこでここからは、実際に売上UPにつながるようなコンセプト設計を4ステップにわけて解説します。1つずつ実践していくことで、理想的なコンセプトを設計できるはずです。
①市場環境
コンセプト設計における第一ステップでは、市場環境を分析することで業界の現状や課題を把握し、貴社の立ち位置を理解しましょう。このステップでは、「業界の期待値」と「ターゲットオーディエンス」の2つの軸で考えることがポイントです。
業界の期待値
ここでは、業界の動向、ニーズの変化、ターゲットの興味・関心、それらを踏まえた貴社の戦略などを整理します。例として、リノベーション市場を挙げると下記のようになります。
- リノベ市場は、コロナ禍の影響、経済的不安、建材価格の高騰などにより、快適な住空間への需要が高まっており拡大中
- 消費者は低予算で高機能な住宅へのこだわりを持ち、新築よりも自由度の高い中古リノベを求めており、特に浴室やキッチンなどの水回りの改修に関心が高い
- 異業種からの新規参入の増加により市場競争が激化しており、サービスや品質の向上を図ることが、市場での生き残りをかけた重要な戦略となっている
このように業界を取り巻く事実を整理し、業界の期待値を理解した上で戦略を考えるフローが理想です。
ターゲットオーディエンス
ここでは、ターゲットオーディエンスの情報源や検索ツール、企業選びのキーポイントなどを整理します。先程と同じように、リノベーション市場を例に挙げてみます。
情報源
- Z世代の住まい探しはSNSにシフトしているが、不動産会社の6割以上はSNSを運用しておらず、主な課題は人材不足にある
- 住まい探しにSNSを利用したエンドユーザーの9割以上が役立ったと回答し、SNSから反響を得た不動産会社も7割を超える
- 今後の住まい探しにおいては、特に動画SNSの利用が増えることが予想される
検索ツール
- Instagramは、直近数年でユニークユーザー数※が急増し、最も伸びの高いメディア
- Instagramは、Tiktokユーザーを取り込むリール機能も実装しユニークユーザー数※が増え続けている
※一定期間において訪問した人数を指す指標。 同じ人が同一デバイスで何度訪問しても、ユニークユーザー数は「1」とカウント
企業選びのキーポイント
- リフォーム・リノベーション業者選びの最大の決め手は「技術力の高さ」、情報収集源として最も重視されたのは「業者のWebサイト」
- 業者選定における重要ポイントとして「費用の安さ」も挙げられている
- 参考にされる情報源としては「知人の経験」や「口コミサイト」も有効とされている
このようにターゲットオーディエンスが何を使って情報収集しており、最終的にどんな基準で企業を選んでいるのか明確にすることで、より良いコンセプト設計の土台作りを実現できます。
①市場環境のまとめ
「業界の期待値」と「ターゲットオーディエンス」を分析したところで、ステップ1のまとめに入ります。事実を並べることでキーワードが見えてきました。それらのキーワードを整理し、重要なポイントを抑えましょう。
「ターゲット設計の材料」
- 若年層の住まい探しは、Instagramへのシフトが顕著。反響経験がある企業が多く、住まい探しにおけるInstagramの重要性が高まっている。
- 市場の拡大と多様化が進んでおり、特にサステナビリティや個性的なライフスタイルに対応した中古リノベの需要が増加している。
- 市場において「技術力の高さ」が消費者にとって最大の決め手となっている。
「コンセプト設計の材料」
- 内装や外装などおしゃれさ絵力勝負の側面が強すぎるためInstagramやTiktokなどの動画SNSが、今後の住まい探しやリノベーション情報収集の主流となる見込み。
- 専門性が求められる&失敗した時の後悔が大きいため相談するまでのハードルが高い。故に、「知人の経験」や「口コミサイト」も参考にされる傾向にあることが明らかに。
このように並べた事実を簡潔にまとめることで重要なポイントが分かりやすくなり理解が深まります。また、キーワードをハイライトしておくと、後から見直した時に再確認しやすいためオススメです。
②競合情報
コンセプト設計における第二ステップでは、競合企業のInstagram運用事例とその成果の概要を分析し、貴社がそれらから学べる点(王道)と、独自に差別化を図る方法(応用)を探りましょう。リサーチの中で、比較的フォロワー数が少ない小規模アカウントと、比較的フォロワー数が多い大規模アカウント、インフルエンサーアカウントの3つに分けて分析することがポイントです。
小規模アカウント
王道は「ルームツアー」「施工事例」「知識系投稿」
- プロフィール
- ブランディング重視でコンセプトや遷移先サイト情報などを紹介している
- フィード投稿
- リール投稿
- ルームツアーをメインに発信し、施工事例の写真を動画にしてリーチ獲得を狙っているケースも多かった
応用は「before→after」「LIVE配信」
- before→after
- フィード投稿にて図面のbefore→afterを発信
- LIVE配信
- 実際にリノベーションをしたお客様の自宅からLIVEを発信し、リアルな口コミを届けている
- その他
- ターゲットを絞ったコンテンツも。例として「ペット」にフォーカスし、犬の目線でルームツアーを発信しているケースも独自性があった
- コラボレーションで潜在層の獲得を狙っている
大規模アカウント
王道は「施工事例」と「文字入れ投稿」のバランス重視
- プロフィール
- ブランディング重視でコンセプトや遷移先サイト情報などを紹介している
- フィード投稿
- 施工事例はシンプルに写真だけで見せている
- 知識系投稿、 ターゲットを絞った投稿
- リール投稿
- 上記フィード投稿をリールに置き換えて発信しているケースもたくさんあった
応用は「ターゲット限定」「スポット紹介」「回遊動線」
- ターゲット限定
- 大きさ、間取り、ライフスタイル、家族構成などを絞って発信している
- スポット紹介
- どの部屋なのか、どこの空間なのかを絞り、極力人が映るような動画で説明している
- 回遊動線
- 顧客の目線で、入り口から出口まで導線を意識しながら動画をテンポよく発信
インフルエンサーアカウント
王道は「丁寧な暮らしの切り取り」「実体験」
- プロフィール
- フィード投稿
- 知識や経験によるリアルな文字入れ投稿や、個性的な空間の写真などを発信
- リール投稿
- 家族が映りながらテンポのいい解説動画を発信
- その他、ライフスタイルの関するもの(食事などがメイン)で発信している
応用はやはり「ルーティン動画」
- ルーティン動画
- ただのルーティン動画ではなく、インフルエンサー自身がどんなことに日々悩んだり、うまくいったりしているのかを発信し、フォロワーに情緒的に訴えかける動画を発信している。個人の強みでもあるが、直接的な訴求ではなく、「どんな人が発信しているのか」が重要なポイントである。
②競合情報のまとめ
「小規模アカウント」と「大規模アカウント」、「インフルエンサーアカウント」を分析したところで、ステップ2のまとめに入ります。ステップ1と同じようにキーワードを整理し、重要なポイントを抑えましょう。
- 小規模アカウントでは「ルームツアー」「施工事例」「知識系投稿」を中心に、フィードとリール投稿でリーチ獲得を目指している。特に「before→after」や「LIVE配信」、ターゲット特化型コンテンツで独自性を強調。
- 大規模アカウントは「施工事例」と「文字入れ投稿」のバランスを重視し、ブランディングとターゲット絞り込みに焦点を当てたフィードとリール投稿を展開。特に「スポット紹介」や「回遊動線」を活用し、顧客の目線での動画発信に注力。
- インフルエンサーは「丁寧な暮らしの切り取り」と「実体験」を前面に出し、個人の日常やライフスタイルを通じたリアルな内容を発信。ルーティン動画を通じて、フォロワーに情緒的に訴えかけるアプローチを行っている。
このように並べた事実を簡潔にまとめることで、それぞれのアカウントにおける傾向を垣間見ることができます。また、独自に差別化を図る方法もまとめておくことで、その方法を実施する理由も一目で理解できます。ここでも、キーワードをハイライトしておきましょう。
③ターゲット選定
コンセプト設計における第三ステップでは、潜在層、準顕在層、顕在層にターゲット層の詳細な特徴とそれぞれに合わせたアプローチ方法を検討しましょう。それぞれの層に属するターゲットがどんな思考をしているか理解することが大切です。検討を進める手順は、前段で調査した要素を、潜在層、準顕在層、顕在層に当てはめていき、それぞれの層に対する目標・目的を設定します。
具体例を見てみましょう。
このように、潜在層、準顕在層、顕在層におけるターゲットの思考を整理することで、目的がはっきりします。目的がはっきりすれば、各ターゲットに対する戦略を立案します。
顕在層は、自身が解決したい課題や解決策が明確化していることから、DMや専用の問い合わせフォームを通じた直接的なコミュニケーションが効果的です。準顕在層は、自身の課題を把握しているものの、その課題に対する優先順位が低いため、事例紹介や既存顧客の体験談、満足度の高い口コミを提供し信頼関係を構築することがポイントです。潜在層は、課題がありながらも行動を起こしていないため、インパクトあるコンテンツを配信しながら豆知識や業界トレンドを紹介し、ターゲットの関心を喚起することが重要です。
④コンセプト立案
コンセプト設計における第四ステップでは、いよいよアカウントコンセプト設計を行います。まずは、これまでの分析からヒントを整理しましょう。具体例は以下のとおりです。
- ライフスタイルに寄り添った提案
- ユーザー1人1人に寄り添う、絞ったコンテンツ発信が重要
- ビフォーアフターとストーリーテリング
- 施工事例のビフォーアフターを見せるだけでなく、そのプロジェクトに込められたストーリーや顧客の声を紹介
- 教育的コンテンツの提供
- リノベに関する基礎知識や注意点、トレンド情報など、ユーザーが知りたい情報を提供。
- インタラクティブなコンテンツ
- Q&Aセッションやアンケート、クイズなど、ユーザーが参加しやすいコンテンツを定期的に投稿
- 「住まいの夢」を叶えるパートナーとしてのポジショニング
- 〇〇が提供するのは単なるリノベサービスではなく、「理想の住まいづくり」をサポートするパートナーシップ
ヒントを整理したら、下図のようにまとめましょう。
顧客が課題として感じている顧客インサイトを軸に、他社や現状への不満をまとめ、その課題に対して貴社が提供できるベネフィットを挙げます。そのベネフィットと貴社が大切にされているミッションを掛け合わせることでアカウントにおけるコンセプトを立案することができます。
ここまで、コンセプトを設計するための流れをご説明しました。コンセプトは、Instagramを運用する上で必要不可欠です。上記のような必要な分析を実施し、貴社がターゲットに提供できる価値をコンセプトとして明確化しておくことで、アカウントの投稿に統一感を持たせられます。また、どんな価値を提供するアカウントなのかを理解してもらえれば、フォローしてもらい集客や売上UPにつながるでしょう。
思わずフォローしたくなる魅力的なプロフィールについては、以下で紹介しています。ぜひ目を通してみてください。
▼関連記事:思わずフォローしたくなるインスタプロフィールのコツ5選|フォロワーを増やす施策も紹介
なおここまでの解説で「成果が出るか不安」「コンセプト設計は難しそう」と感じた方もいるでしょう。そういった方は、弊社SAKIYOMIが提供する支援サービスがおすすめです。
累計400万フォロワーを持つ弊社が、初心者であってもプロレベルのスキルを身につけるためのコンセプト設計方法をご提供いたします。
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インスタグラムのコンセプト設計を行うときの注意点2選
ここまでは、インスタグラムのコンセプト設計を行うステップを解説してきました。とはいえ、コンセプト設計時には注意点も存在します。
以下では2つの注意点を紹介しますので、運用の際には気をつけておいてくださいね。
①アカウントに関する情報を集めてから設計を行う
インスタグラムのコンセプトを設計するときは、いきなり作業を始めないようにしましょう。まずはアカウントに関する情報を集めてからコンセプト設計を行ってください。
なぜなら、たとえ自分達の仕事であっても知らないことはありますし、想像で設計するとユーザーが求めている投稿をできないからです。
アカウントに関する情報には、以下のようなものが当てはまります。
- 企業の理念
- 企業が取り扱っているサービス
- サービスの市場
- 企業のホームページ
- サービスに対する口コミ
アカウント運用に使える使えないは後回しにして、とりあえず多くの情報を集めるようにしましょう。情報収集のときに取捨選択を行うと、いつまで経っても終わりません。②想像だけでコンセプトを設計しない
思い込みだけでコンセプトを設計しないようにも注意してください。
「こんな人がいるだろう」「こんな悩みがあるのではないか?」と想像を膨らませるのは重要です。ユーザーの気持ちに寄り添えたり、オリジナルなアイデアを考えられるためです。
とはいえ想像だけでコンセプトを設計すると、ユーザーが求めていない発信をしてしまう恐れがあります。
そのため、実際のユーザーから悩みや提供すべき価値を聞き出しましょう。具体的なやり方は以下の通りです。
- ロールモデルのフォロワーを見てみる
- 実際にユーザーに聞いてみる
ユーザーに直接聞いてみるのもよいですが、インスタグラムにはアンケート機能があるのでそれを利用すると効率的です。アンケート機能の使い方については下記で解説しているので、ぜひご覧ください。
▼関連記事:インスタグラムのアンケート機能徹底解説|6つの活用方法も!
コンセプトを学ぼう!インスタグラム運用で成果を出しているアカウント3選
前章までで、インスタグラム運用のコンセプト設計に関する知識が深まったでしょう。ここでは、実際にインスタグラム運用で成果を出しているアカウントを見ていきます。
成果を上げているアカウントを見ることで、自社運用のヒントになる可能性もあります。知識を吸収して、効果的な発信につなげてみてください。
①スリムケア | ダイエットの豆知識を毎日お届け|5ヶ月で1万フォロワーを獲得
施策概要
ダイエットについて情報発信をする競合アカウントは複数あったが、コロナの影響もあり家でできるボディーメイクがトレンドであると認識。
トレーニング方法だけでなく、簡単に作れる食事やながらストレッチを発信することで、ダイエットに取り組むハードルを下げることをコンセプトにした。
まずリーチ数を獲得するために、運用初期の段階からリールを週に5回投稿。発見タブに入るような投稿を心がけ、プロフィールやDMへ誘導するようにアカウントを設計した。
結果として運用5ヶ月で1万人のフォロワー獲得に繋がり、広告費をかけることなく集客に成功した。
課題
ダイエット食品のPRをしたかったが、広告予算の捻出が厳しかった。
施策
- リーチ数を獲得するため、運用初期から週5でリール投稿を継続
- 仮説検証とエンゲージメントを意識しながら運用
結果
運用5ヶ月でフォロワー数1万人を超え、170万リーチ超えの投稿を生み出した。
②ためるん 〜低収入の貯金・節約・副業術〜|毎月150件のCVを獲得
施策概要
家計の見直しやお得に買い物をしたいというニーズに応えるため、家計管理や固定費削減というお金に関するコンテンツを発信しようと考えた。
なかでも簡単に真似できる「How to 投稿」を中心とした配信を行うことをコンセプトに設計。
競合の多い節約系のメディアであったが、トレンド・傾向を随時キャッチしていって投稿を継続した。
またストーリーズではフォロワーとの信頼関係構築を意識し、アンケート回数が1ヶ月で倍増。結果として公式LINEへ150件/月送客に成功し、精度の高いCVを獲得している。
課題
飛び込み営業が中心だったが、コロナの影響もあり営業ができなくなった。
施策
- 競合の多いジャンルだったため、トレンド・傾向を随時キャッチしながら投稿
- 公式LINEへ誘導し精度の高いCVに成功
結果
- 運用6ヶ月で1万人のフォロワー獲得に成功し、月間リーチ数は1,000万を達成
- 公式LINEへ150件/月を送客している
③make happy home|運用15ヶ月で5万フォロワーを獲得
施策概要
アフィリエイト収益を得られるメディアを立ち上げたいと思い、インスタグラム運営を開始。効率よくアフィリエイト収益を上げるため、単価の高い住宅・不動産に関する投稿を行った。
とはいえ、直接的な切り口での収益化は難しいと感じ、生活の情報ニーズに着目した「後悔しないための家づくり」というコンセプトを設計した。
ホーム率や保存率を意識しながらリーチ数を伸ばしていき、運用15ヶ月目で5万フォロワーを達成。高額商材のCVが毎月10件発生しており、マネタイズにも成功した。
課題
コンテンツの企画・運用をできるリソースがなかった。
施策
- 効率的に収益化するため住宅・不動産という高額商材を訴求した
- ストーリーズ施策によってホーム率を高め、フォロワーの親密度を高めた
結果
運用15ヶ月で5万フォロワーを達成。毎月10件以上のCVも発生している。
インスタグラムのコンセプト設計を行った後にやるべき3つのこと
上記の事例で、インスタグラム運用のコンセプト設計のイメージが湧いてきた方もいるでしょう。とはいえ、コンセプト設計をしただけで集客・収益化はできません。
ここからは、コンセプト設計を行った後にやるべきことを3つ紹介します。
①アルゴリズムを理解する
インスタグラムのコンセプト設計が終わったら、まずはアルゴリズムを理解しましょう。Googleが検索順位を決めているように、インスタグラムにもアルゴリズムが存在します。
インスタグラムはアルゴリズムによって、ストーリーズや投稿などの表示順を決められます。そのためアルゴリズムに基づいた運用をすることで、最短で結果の出る運用が可能です。
アルゴリズムに基づいた運用をするために大切なのは保存率とホーム率です。保存される投稿は質が高いとみなされ、アルゴリズムはエンゲージメント率を起点にしているからです。保存率とホーム率の詳細は、以下の通りです。
| 内容 | 目指すべき指標 |
---|
保存率 | 投稿が保存された確率 | 2〜3% |
ホーム率 | フォロワーからのエンゲージメント(反応)された確率 | 40〜50% |
なおインスタグラムのアルゴリズムについては、以下の記事で詳細を解説しています。インスタグラムを伸ばす上でアルゴリズムの理解は欠かせないので、ぜひ目を通してみてください。
▼関連記事:【最新版】公式発表のInstagramアルゴリズムをプロが解説!バズるにはホーム率と保存率がカギ!
②ユーザーに価値を提供できる投稿をする
アルゴリズムを理解し終わったら、実際にユーザーにとって価値のある投稿をしていきましょう。
机上の空論にとどまらず実際に運用しながら課題を見つけることで、効率的に集客・収益化に成功するはずです。
投稿には4種類があり、それぞれ機能が異なります。
種類 | 機能 |
---|
ストーリーズ | 24時間で消える動画 |
フィード | 10枚の写真や動画を掲載できる通常の投稿 |
IGTV | 1〜60分の動画 |
リール | 最長30秒のショートムービー |
上記4つの投稿を行うことで、ユーザーの目に留まるコンテンツを作れるでしょう。
それぞれの投稿のやり方や注意点について以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼関連記事:Instagram投稿方法の基本手順11個|投稿する際の注意点も解説
③分析して改善し続ける
インスタグラムは投稿して終わりでなく、ユーザーからの反応を分析する必要があります。
フォロワー増加率・リーチ数・保存数など非常に多くの数字を扱うことになりますが、アルゴリズムに大切な「保存率」と「ホーム率」を重要視するようにしてください。なお分析の際は投稿だけでなく、競合やフォロワー傾向の調査も行う必要があります。自社メディアだけ分析していると、市場の変化に気づけないためです。
インスタグラムの分析方法や重要な指標について、以下の記事で詳細を解説しています。アカウントを伸ばすために必須の知識なので、ぜひ目を通してみてください。
▼関連記事:Instagramアカウント分析の3つの方法と6つの重要数値を徹底解説!
まとめ:最適なインスタグラムのコンセプトを設計して売上UPにつなげよう
インスタグラムの発信の一貫性を持たせたり、チーム内で共通意識を持ったりするためにコンセプト設計は欠かせません。コンセプト設計のできによって、アカウントの集客・収益化の結果も変わってくるでしょう。
とはいえコンセプト設計は奥が深いので、自社だけでの運用は難しいと感じる場合もあるかもしれません。そういった場合は、弊社SAKIYOMIが提供するインスタグラム運用支援サービスを利用してみてください。
運用アカウント100社以上・総フォロワー400万人という実績があり、インスタグラム運用のノウハウは充実しています。SAKIYOMIの運用支援ツールを利用すれば、インスタグラム未経験者でもプロ顔負けのアカウント運用スキルを身につけられるでしょう。競合と差別化するコンセプト設計方法も学べるので、是非お気軽にご相談ください。SAKIYOMIの運用支援サービスを見てみる