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「インスタライブって、すごく準備が必要なんでしょ?」
「インスタライブをする人が社内にいないと実施できないよね?」
Instagramのライブ配信機能であるインスタライブ。配信しているアカウントはよく目にするものの、いざ自社でライブを配信するとなると、少し怖くなりますよね。
インスタライブはした方がいいと直感で感じているものの、そこまで踏み切れない企業の担当者様は数多くいらっしゃるのが現実です。
そこで今回は、さまざまな企業様のInstagram運用を任される私が、企業がインスタライブを配信するにはどうしたらいいのか、そのコツを徹底解説いたします。
どの企業も例外なく、インスタライブを実施した方がいい理由を記事を通してお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
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インスタライブは、Instagramに内包されているライブ配信機能です。最大1時間の生配信が、自分のスマホを経由して実施できます。特別なカメラや機材を用意する必要がありません。
Instagramを利用している全てのユーザーが閲覧でき(非公開アカウントの場合はフォロワーのみが閲覧可能)、コメントやいいね、質問など、ユーザー同士のインタラクティブなコミュニケーションが取れる機能です。
インスタライブの配信中は、フォロワーのストーリーズ欄にアイコンが並び、「LIVE」という文字とともにピンクの縁取りがなされます。アイコンをタップするとライブ配信を閲覧できます。
企業がインスタライブを実施するメリットを2つご紹介いたします。
インスタライブを実施することで、視聴したユーザーの「自社アカウントに対しての滞在時間」を高めることができます。滞在時間を高めた方がいい理由は、滞在時間の長さに比例してアカウントへの親密度が向上するからです。
親密度の解説に関しては以下の記事を参考にしてください。
【2021年完全版】押さえておくべきInstagramのアルゴリズムを徹底解説。
親密度を高めることで、フィード投稿やストーリーズの表示が優先的に行われるようになります。その結果、フォロワーが投稿に対してエンゲージメントをする機会が創出でき、発見欄へレコメンドされるアルゴリズムに乗ることができます。
つまり、発見欄へレコメンドされリーチ数を増加させるために、インスタライブで滞在時間を高め、親密度を高める必要があるのです。
また、インスタライブを視聴しているユーザーは、コメントやいいねといった、アカウントに対してのアクションを実施できます。このアクションはシグナルと呼ばれ、シグナルの蓄積もアカウントへの親密度を向上させる要因です。
シグナルは、インスタライブに限らず、ストーリーズやフィード投稿へのいいねなども該当します。シグナルを蓄積するための1つの手段として、インスタライブが存在しているということを覚えておきましょう。
アクション(エンゲージメント)などのシグナルを蓄積する方法は下記でも紹介しておりますので、是非ご覧ください。
▼参考記事:Instagramのエンゲージメントを爆増させる3つの方法を徹底解説!
最もイメージがしやすいメリットは、自社の商品やサービスについて直接ユーザーに宣伝できる点です。やはり、相互にコミュニケーションが実施できるインスタライブで、自社の商品について消費者からの質問を交えながら回答することは、購買行動を後押しする効果があります。
上述した2つの運用におけるメリットに加えて、直接的な売り上げにつながるというメリットがインスタライブにはあります。
インスタライブで実際にできることを簡単にご紹介いたします。
こちらは、インスタライブを視聴しているユーザーができることです。インスタライブ中にコメント、右下にあるハートマークによるいいね、質問機能を利用した質問、そしてインスタライブを他のユーザーにシェアすることができます。
こちらも、インスタライブを視聴しているユーザーのできることです。自分がインスタライブに参加すると「参加をリクエストする」というボタンが表示されます。こちらをタップすると、インスタライブを配信しているホストに通知が届き、ホストが承認すると、同時にインスタライブを配信できるようになります。
画面の上部にホスト、下部に参加者という構図でインスタライブの配信が続きます。
2020年はコロナの影響で、ステイホームが続きました。そんな中、インスタライブのコラボを活用して、芸能人が対談などを実施する場面も多く見られました。
こちらは、インスタライブを配信しているアカウントができることです。誰がインスタライブを視聴したのかを見ることができます。
また、実際に視聴しているユーザーにも、途中で参加したアカウントのユーザーネームが表示されます。ただし、視聴中のユーザーはホストにしか閲覧できず、視聴しているユーザーにはインスタライブを視聴しているユーザー数のみ表示されます。
こちらもインスタライブを配信しているアカウントができることです。ストーリーズやリールにあるエフェクト(フィルター)を、インスタライブ配信中に利用できます。さまざまな種類があり、配信中に変更することも可能です。
インスタライブを終了すると、配信動画を以下の4つの状態にすることができます。
・IGTVに投稿
・ストーリーズに残す
・デバイスに保存
・破棄
IGTVを選択すると、IGTVの投稿画面に遷移し、タイトルや詳細、カバー画像の設定などを行い、IGTVに投稿できます。ストーリーズに残す場合は、24時間で消えてしまいますが、インスタライブをそのままストーリーズから閲覧できます。
デバイスに保存することも、その動画をどこにもシェアすることなく削除(破棄)することもできます。
ブラウザ版のインスタグラムにログインしていれば、PCからもインスタライブを視聴することができます。
インスタライブを実施しているアカウントのアイコンをタップすると、スマホで視聴しているかのように視聴が開始されます。上述した機能のうち、コメントだけPCからも行える仕様です。
「そもそも自社でインスタライブは実施すべき?」と悩んでいる担当者の方も多いはずです。そこで本章では、インスタライブを実施すべき企業アカウントの特徴を3つ紹介します。
フォロワー数が5000人以下の場合にインスタライブを行ったとしても、参加者はあまり集まりません。そのためフォロワーが5000人を超えてから、インスタライブを実施するようにしましょう。実際に弊社SAKIYOMIでも、フォロワー5000人を突破した段階でインスタライブを開始しました。
フォロワー5000人以下のアカウントは、インスタライブよりも以下の施策を行うことをおすすめします。
ライブコマースのように実際にインスタライブ内で商品を紹介すると、購買につながるケースがあります。
なおインスタライブでは動画を通じて商品を宣伝できるため、視覚的に刺激できる商材を扱っているアカウントは特にライブを実施することをおすすめします。具体的にはコスメやファッション、グルメといった商材です。
なおマネタイズに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
プロが教えるインスタでマネタイズをする方法6選【2022年最新版】
テキスト情報よりも表情や声といった情報の方がリッチであるため、インスタライブではより人柄を表現でき、アカウントとユーザー間の親密度が上昇します。その結果、濃いファンを形成することも可能です。
実際に弊社SAKIYOMIがインスタライブを実施した後は、感想を載せたダイレクトメールをよくいただきます。濃いファンは購買意欲も高い傾向にあるため、売り上げアップも期待できます。
インスタライブは、ストーリーズと同じ画面から配信可能です。以下のいづれかの操作で、インスタライブを配信できます。
・フィード画面から左にスワイプ
・フィード画面にある「+」をタップし、インスタライブを選択
・プロフィールにある「+」をタップし、インスタライブを選択
上記からインスタライブの配信画面に遷移し、配信準備ができたら配信開始のボタンをタップします。接続が確認できたら、インスタライブの配信が開始されます。
本章ではインスタライブの各操作方法を紹介します。
閲覧中のユーザーは、画面上部に表示される「目」のマークをタップすると表示されます。ユーザーネームと人数が表示されるので、見てくれているユーザーに直接呼びかけることも可能です。
コメントを禁止にしたり、視聴している特定のユーザーをライブ配信から除外したりすることもできます。
コメントの禁止は、コメントを打つテキストボックスの中にあるメニューバーを選択、「コメントをオフ」をタップするとコメントができなくなります。またコメント以外にも、質問BOXや参加リクエストを禁止にすることも、同様の方法で可能です。
特定のユーザーをライブ配信から除外するには、閲覧中のユーザーを確認する画面に遷移し、メニューバーをタップ、「ストーリーズを表示しない」を選択すると、そのユーザーをライブ配信から除外できます。
リクエストが送られてくると、承認の有無を確認するメッセージが表示されます。リクエストを承認すると、視聴していたユーザーとコラボ配信ができます。
配信を終了する際は、右上にある「×」をタップしてください。配信終了を確認するメッセージが表示されますので、「配信を終了する」を選択します。また、ライブ配信は60分という制限時間があり、60分になった瞬間に自動的にライブ配信は終了します(残り時間を知らせるメッセージも表示されます)。
配信動画をシェアする方法は上述したとおりで、配信が終了すると以下の3つの選択肢が用意されています。
・IGTVでシェア
・動画をダウンロード
・メディアを破棄
IGTVでシェアを選択すると、カバー画像の設定、タイトルの設定など、IGTVを投稿する手順が進みます。動画をダウンロードするとデバイスに動画が保存され、破棄すると動画は誰も視聴できなくなります。
インスタライブを実施する際は、以下の7点を意識しましょう。
相互コミュニケーションを意識してください。やはりPRの目的でインスタライブを実施すると、ホストが喋りたいことを喋るだけのライブになりがちです。それだとユーザーとのコミュニケーションは行われず、今まで通りの一方向性の状態のままです。
質問がきたらしっかりと答える、逆に視聴者に質問をしてみる、参加者にはウェーブを送るなど、細かな対応を徹底しましょう。
インスタライブを配信直後から視聴するユーザーは、かなりのファンでしょう。裏を返せば、多くのユーザーは配信中に視聴を開始するということです。途中参加のユーザーは、もちろんなんの話題が配信が進んでいるのかわかりません。
そのため、随時会話の内容を伝え直したり、コメントに現在の話題を残し、ピンで固定するなど、わかりやすさを重視しましょう。
インスタライブを自社でやってみようとなっても、基本的にライブ配信のある方などそうそういません。また、やったことがないのに無理やりライブ配信を実施し、それで失敗することもよくあります。
そのため、インスタグラマーと専属の契約を結び、ライブ配信を代わりにやってもらう、もしくは一緒に配信するということも選択肢に入れておきましょう。できる人に最初から頼んでおくことが、何をするにしても吉です。
インスタライブを実施する際は、ユーザーがアクティブな時間帯に配信しましょう。 アクティブな時間帯はInstagram公式分析ツールのインサイトで確認できます。
なお時間帯を統一することも、視聴者を増やす上で重要です。時間帯を統一することでインスタライブの認知を獲得しやすくなります。 その結果いつもインスタライブに参加してくれる常連のフォロワー増加も期待できます。
インスタライブを実施する前に、ストーリーで事前に告知することをおすすめします。告知する際に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
質問ボックスを設置して、フォロワーがどんな悩みや疑問を抱えているのか把握しましょう。ユーザーが求めていない話題は離脱の原因になります。
またアンケートスタンプで参加人数を確認し、参加者が少なそうであれば日にちを変えるのも有効です。
実施したインスタライブをアーカイブに残せば、当日参加できなかったフォロワーにもインスタライブの様子を届けることができます。
そのアーカイブを視聴してユーザーが有益だと感じれば、次回のインスタライブに参加してくれるでしょう。
「インスタライブを実施してもなかなかコメントが来ない」とお悩みの方も多いはずです。そこで有効なのが心理学の応用です。 一度「○○さん、ご参加いただきありがとうござい!」と名指しで感謝を伝えてみましょう。そうすれば「自分のことを認知してくれた!」と参加者は感じ、コメントのモチベーションをあげることができます。
実はこれ、何かしてもらったら自分もお返ししたいと感じる、返報性の法則と呼ばれる心理学を応用しているのです。Instagramのプロはこのように心理学も応用して、インスタライブを実施します。
本章では、インスタライブを上手に活用している企業アカウントを4つご紹介いたします。
セレクトショップを展開するspoon storeのアカウントです。こちらでは、主に商品紹介のインスタライブを実施しています。見ていただければわかりますが、基本的に複数人でライブ配信を行い、静かになる時間を極力排しています。
また、コメントへの対応にも親身に対応しており、非常に見ていてわかりやすいライブ動画です。
料理のレシピを紹介するサービス、デリッシュキッチンのアカウントです。こちらは、実際に料理をしている様子を、インスタライブで配信しています。
フィード投稿だと、料理の合間にどのような作業が行われているのか、なかなかわからないユーザーも多いようです。それを60分という長い時間を使って、手を動かしながら配信することで、ユーザーのためになる動画を撮影することができています。
リアルタイムで食材に関する質問もできるため、非常に参考になるインスタライブです。
3つ目のアカウントは、フィットネストレーナーが運用する「みんなのパーソナルトレーナー(以下みんパソ)」です。本事例は弊社SAKIYOMIが運営を代行したアカウントです。
みんパソでは単純接触回数を増やすためにインスタライブを実施しました。実際のインスタライブでは、画面越しで一緒にトレーニングを実施する他、視聴者から質問を募集し回答するなど、さまざまなコンテンツを提供しました。 実際に行ったインスタライブはこちらです。
インスタライブを実施するメリットはやはりファンを形成できる点です。リアルタイムでアカウント運営者が動く姿を見て、そのアカウントではなく運営者のファンになれば継続的にコメントやいいねをもらうことができます。
例えばファッションアカウントを運営しているのであれば、コーディネートを視聴者と一緒に考えるコンテンツなども有効でしょう。みんパソを参考に、自社で実施できるコンテンツを考案してみましょう。
みんパソで実施したその他の施策に関しては、以下の記事をご覧ください。
【月間1,800万リーチ】Instagram×ダイエットで、オウンドメディア超えの成果を出す方法。
4つ目は節約型アカウントの「ためるん 〜節約情報を毎日発信!〜」です。本事例も弊社SAKIYOMIが運営を代行したアカウントです。ためるんではインスタライブを権威性を高めるために利用しています。実際のインスタライブでは、ファイナンシャルプランナーがライバーとして出演しており、アカウントの運用者が有資格者であることを証明し、権威性を持たせています。
権威性を担保した結果「専門家がおすすめするのであればやった方がいいのかな?」というモチベーションを上げることができ、アクションのハードルを低くすることに成功しました。ためるんで実際に実施したインスタライブはこちらです。
金融ジャンルの他にも、医療や不動産などを扱っている企業は権威性を持たせるためにインスタライブを実施してもよいでしょう。
ためるんで行ったその他の施策に関しては、以下の記事をご覧ください。
【Instagram×公式LINE】飛び込み営業をオンライン化し、毎月150名を集客する方法。
なおためるんでは、1年間運用したことで以下の成果が生まれました。
・1年間でフォロワー数7万人
・月間獲得リーチ数1,000万リーチ
・公式LINEへ150件/月
上記のようにフォロワーをスピーディーに伸ばしたいのであれば、確かなノウハウを蓄積しているインスタのプロ集団に運営を丸投げするのも一つの有効な手段です。実際に弊社SAKIYOMIは平均4.2ヶ月で1万フォロワーを達成しています。
ここまでの成果を残せている理由は、以下の資料で詳しく解説しています。
インスタライブはフォロワーを伸ばすために有効な施策ですが、インスタライブだけを実施してもアカウントは伸びきりません。
そこで本章では、インスタライブ以外でフォロワーを伸ばすためにすべきことを紹介します。目指すフォロワー数別に施策を紹介していますので、現状のフォロワー数に照らし合わせてご覧ください。
アカウント運用の最初の難関はフォロワー1000人の突破です。 Instagram運用を始めてすぐ、つまりフォロワー1000人を突破する期間は、今後のアカウント運用を左右する重要な期間です。その理由としては以下の2つが挙げられます。
具体的に以下の施策を通して、フォロワー1000人を突破しましょう。
フォロワーを増やすにあたって第2の壁となるのが、フォロワー3000〜8000人です。「なんとかフォロワー1000人を達成したけれど、これまで通り運営してもフォロワーは伸びるのかな?」と不安になるはずです。
フォロワー3000〜8000人の壁を超えるためにすべきことは、特に以下の2つです。
逆にフォロワー3000人を超えた段階では、以下の2つの施策はあまりおすすめできません。
多くの企業が最終的に目指しているであろう、フォロワー1万人。フォロワー1万人を達成すると、ストーリーズにURLを挿入できるようになり商品ページに誘導しやすくなるため、安定的な収益化が期待できます。
マネタイズできるかどうかを大きく左右する、フォロワー1万人を突破するためにすべきことは以下の4つです。
ライブ配信への反応に対して、一つ一つDMでアプローチすることが効果的ですが、全てに対応する時間や手間を考えるとなかなか難しいです。
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インスタライブは、自社商品やサービスのPRができるというメリット以上に、自社のアカウント運用を成功させるために、親密度の向上やシグナルの獲得に寄与するというメリットを持ち合わせています。
もし一回のインスタライブに反響がなかったとしても、何度も挑戦し、ユーザーとコミュニケーションをとる機会を作っていきましょう。
また、インスタライブ以外にも、親密度を向上させる施策や、シグナルを実施させる施策は多数あります。SAKIYOMIでは個別相談会やwebセミナー(ウェビナー)も実施していますので、ご興味のある方はぜひそちらにご参加いただき、ご質問くださいませ。
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成果を出すために最も重要なことは、正しい運用ノウハウを身につけることです。Instagram運用には「勝ちパターン」があります。
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インスタライブでできることは以下の5つです
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