【#勝手に分析】No.1脱毛サロンのアカウントが行っているマネタイズ施策とは?

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Instagramで人気のアカウントを、Instagram運用のプロ集団SAKIYOMIが勝手に分析し、皆さんに真似していただけるように勝手に解説していく「勝手に分析」シリーズ。

シリーズ第8弾は、脱毛サロンのアカウント「ストラッシュ《STLASSH》-全身脱毛サロン-」。

第7回はこちらから

【#勝手に分析】黎明期に3万フォロワーを獲得し、先行者優位を確立した秘訣とは?

2021年6月30日

「医療関係者が選ぶ脱毛サロン6年連続No.1」という輝かしい実績を誇るストラッシュは、フォロワー数(現在1万人)を伸ばしていく上で、一体どのような工夫がなされているのでしょうか?

Instagramを運用する目的からフォロワーを増やすための施策、マネタイズの工夫、そして、今までのシリーズでは実施してこなかった「もっとここを改善した方がいい!」を徹底解説いたします。

ストラッシュのようなInstagram運用をすることで、脱毛サロンとしての信頼性も獲得でき、安定的なCVも生み出すことが可能でしょう。競合アカウントが多いジャンルですが、そのような中でも差別化していくためにも、ぜひ脱毛サロンを運営している方々は必見の内容です。それでは、ストラッシュを勝手に解説していきましょう。

他の運用事例と、成功要因に関しては下記でも詳しく解説しております。

▼参考記事:【徹底解説!】伸びているInstagramアカウントの運用事例と伸びてる理由の解説!

ストラッシュがInstagramを運用する目的は?

ストラッシュがInstagramを運用する目的は、言わずもがな「脱毛サロンへ集客すること」だと考えられます。近年、圧倒的な低価格や、男性限定など、その種類が多様化していることによって、市場として拡大し続けている脱毛サロン。

街中を歩いていたり、電車に乗っていたり、はたまたYouTubeを見ていたりしていても、脱毛サロンのPRをあらゆるところで散見します。つまり、従来と同じようなアプローチでは広告効果が限りなく低下してしまい、集客が難しくなっていると言えるのです。

そこでストラッシュは、無料で開始でき、かつ拡散性も高いInstagramを主戦場として選択し、Instagramを活用したPR活動を行なっています。リスティング広告やつり革広告をはじめとしたペイドメディアは、資金力がなければすぐに競合に淘汰されてしまい、持続的な成果を望むことが難しいです。そのため、ストラッシュのようにInstagramの運用に力を入れ、潜在層までも囲い込むことができるこの戦略こそ、合理性のある施策だと言えます。

ストラッシュが実施しているフォロワー数を増やすための施策

ここからは、ストラッシュが実際に行なってきた施策をフェーズごとにご紹介いたします。

【初期】ブランディング×リーチ数増加

運用初期のストラッシュは、インフルエンサーや芸能人を起用した施策を積極的に行なっていました。この目的は大きく分けて2つです。1つ目がフォロワー数を増加させるために、リーチ数を拡大すること。2つ目がインフルエンサーが起用されていることによって「脱毛サロンだけど、怪しくないよ」というアピール(ブランディング)をすることです。

運用初期は、フォロワー数を増やす術がほとんどなく、何かしら人為的な施策を実施する必要があります。その施策の一環としてインフルエンサー施策が存在しているというイメージです。また、プロフィールに流入してきたユーザーへ権威性を示すという目的からも、このインフルエンサー施策は効果を発揮されています。

どちらの目的も叶えることができる施策がインフルエンサーの活用なのです。しかし、正直言って、インフルエンサーの起用は経済力があって初めてできる施策です。そのため、ここで覚えておいていただきたいのは、運用初期段階は、何かしら人為的なアプローチをとってリーチ数拡大を図る必要がある、ということですね。

【中期】自分ごと化できるコンテンツ

運用中期に入ると、コンテンツ内容に変化が生まれました。ストラッシュ社員で構成されている「マリン部」に関する活動が発信されています。一見すると、ただの活動報告に見えますが、このコンテンツには重要な意味があります。

それは、「脱毛をすることで、自信を持ってビキニを着て夏を楽しめる」という自分の姿を連想させることができるというメリットです。脱毛をしている姿を、たとえ自分ではなかったとしても、ビジュアルとして印象付けることができれば、そのコンテンツを見ているユーザーからすれば、自然と脱毛への憧れが醸成されていきます。

マリン部のコンテンツ

Instagramを運用していると、自社が発信したい内容を、なんの意味もなく投稿してしまうという現象に陥ってしまうことが多々あります。しかし、「ユーザーにどのようなモチベーションを湧かせたいのか」という明確な意図を持ってコンテンツを発信することができれいれば、それがコンテンツ内容として統一感がなかったとしても、問題はありません。

【現在】総合美容メディアとして幅広いコンテンツを発信

運用後期、現在では、コスメや食事、スキンケアといった総合情報メディアとして情報発信をしています。従来まではPRやイメージコンテンツに偏りが見られていましたが、コンテンツの幅を広げることで、ユーザーが継続的にアカウントをフォローしている意味が生まれ、最終的なエンゲージメントにつながる運用ができるのです。

コンテンツを見ているユーザーに「飽きさせない」という観点も、Instagram運用の中ではとても重要になってきますので、覚えておきましょう。

ストラッシュはどんなマネタイズの工夫をしているのか?

ストラッシュはマネタイズまでの導線として、3つの施策を実施しています。

ストーリーズ/ハイライト施策

ストーリーズやハイライトの中で、脱毛に関するQ&Aを展開しています。今や女性の中では一般的な知名度となった脱毛ですが、全ての女性が脱毛に取り組んでいるかというと、決してそのようなことはありません。

そのため、ストーリーズの中で脱毛に関するQ&Aを受け付け、ユーザーが抱えるであろう悩みをあらかじめ解消しておくことが、最終的なコンバージョンにつながると考えられます。

ストラッシュで実施しているストーリーズ/ハイライト施策

権威性と信頼性を獲得するインフルエンサー施策

ストラッシュは、権威性を担保するために玉城ティナさんを起用しています。玉城さんをコンテンツの中に配置することだけでも大きな成果は得られますが、それに加えて実際に地上波で放映されているCMもハイライトの中に設置しています。これによって、最大限権威性や信頼性を担保することができ、インフルエンサー施策の効果を最大化することに成功しています。

玉城ティナさんのハイライト

実店舗の紹介

ストラッシュは全国に39の店舗を構えています。それら店舗の紹介をハイライトの中で行うことで、見ているユーザーはどこの店舗に行けばいいのかがわかりやすくなるでしょう。細かなポイントですが、こういった小さな配慮が積み重なることで、着実にコンバージョンへとつなげることができるのです。

ストラッシュが実施している実店舗紹介のストーリーズ

SAKIYOMiが考える、ストラッシュはもっとこうしたら伸びる!

今回、ストラッシュのアカウント分析を勝手に行なってきましたが、その中でも「もっとこうしたら運用がうまくいきそうだ」という点がいくつかありましたので、それを今回お伝えいたします。

コンテンツに広告感がある

全体的に見て、アカウントに広告感が漂っているのが気になりました。一方的な情報発信をしているイメージですね。フィード投稿もそうですが、ハイライトに掲載されているQ&Aのストーリーズも、「もしかしたら内部の人が質問しているのではないか?」と思わせてしまう見せ方となっています。

「脱毛あるある」や、実際にユーザーがコンバージョンするまでの流れで感じる「悩み」に焦点を当てたコンテンツを発信すると、さらにいいアカウントが形成されるのではないでしょうか。ユーザーアンケートを取ってもいいかもしれませんね。

脱毛に関する情報発信が少ない

脱毛は低価格のサービスではなく、少なからず高価格帯に位置するサービスです。つまり、ユーザーは脱毛に踏み切るまでに、可能な限り情報収集を実施するはずです。脱毛の機械や種類、みんなが悩むポイントや体毛に関する豆知識など、多角的に脱毛に絡んだ情報発信をしていくと、さらにアカウントへのエンゲージメントやコンバージョン数が増えるのではないでしょうか。

社員さんの人間紹介を実施するのもいいでしょう。どのような人が脱毛をしてくれるのかを知っていることも、ユーザーからしたら安心材料になりますので。

トンマナが雑になっている

アカウントを俯瞰視してみると、投稿内容がぼやけて見えるのが気になりました。Instagramのアカウントで大事なのは、世界観や雰囲気です。「このアカウントはどのような情報を発信しているアカウントなのか」が一眼で分からなければ、フォローしてもらう機会を損失してしまいます。

コンバージョン導線が少ない

全体的に見て、コンバージョンの導線をもっと増やしてもいいでしょう。仮に、脱毛に関する無料相談ができるのであれば、いつでも相談ができるようにDMへの誘導文章を持ち込んでおく、などがそれに該当します。

インスタライブで実際に無料相談している様子を配信し、どのような形で無料相談が実施されているのかを可視化することも有効でしょう。とにかく、アカウントへ相談したいと思えるように、そこに存在する障壁を全て消していくのが得策です。

Instagram運用の大まかな流れを理解しよう

ストラッシュは、Instagram運用を生業とするSAKIYOMIから見ても綺麗な運用がなされていると感じます。なぜその運用が実現できているのか。

もちろん、メンバーが複数人いる、コンテンツ量がもともと多いなど、企業の事情もあるかとは思いますが、具体的には以下の4つのステップを踏めていることが大きな要因だと考えています。

・目的
・ターゲット
・競合分析
・コンテンツ

Instagram運用の全体像はこちらのお役立ち資料にて体型的に解説しておりますので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

▼Instagram運用の全体像をチェックする
nstagram運用を成功に導く42の必須チェックリスト

ここで紹介したステップは、ジャンルを問わず、どの企業にも共通する成功法則です。ぜひ、Instagramの運用をする際には意識してチェックしてみてください。

まとめ

【勝手に分析】シリーズ、第8弾の今回は脱毛サロンのアカウントのストラッシュを解説してきました。

今までの分析シリーズとは違い、アカウントの改善点も挙げた今回の内容、みなさんいかがだったでしょうか?フォロワー数はたとえ増えていたとしても、もっと改善できる点はあるということをご理解いただけたかと思います。

今回紹介した施策の中で、脱毛サロンを運営する担当者の方であれば、真似できないものはひとつもなかったはずです。ぜひ、明日からのInstagram運用に生かしてみてください。

それでは、第9回もお楽しみに!

【#勝手に分析】たった59投稿で5.9万人のフォロワーを獲得した異次元のホテルアカウント。

2022年1月6日
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ABOUTこの記事をかいた人

2019年11月に株式会社SAKIYOMIに入社。累計数十アカウントのInstagram運用を支援し、最短でアカウント開設後3ヶ月で1万フォロワーを達成。その後マーケティング領域を立ち上げ、現在はマーケティング責任者として、幅広く活動。SAKIYOMIの公式アカウントでも、インスタノウハウを解説中。(2.2万フォロワー:https://www.instagram.com/sakiyomi_/)