【#勝手に分析】黎明期に3万フォロワーを獲得し、先行者優位を確立した秘訣とは?


Instagramで人気のアカウントを、Instagram運用のプロ集団SAKIYOMIが勝手に分析し、皆さんに真似していただけるように勝手に解説していく「勝手に分析」シリーズ。

シリーズ第7弾は、エシカル系アカウントの「EARTH FRIENDLY」。

第6弾はこちら↓

【#勝手に分析】3ヶ月で1万フォロワーを達成した不動産系アカウントの驚きの施策とは?

2021年5月19日

クオリティの高いコンテンツを発信し続け、運用開始1年で3万人フォロワーを獲得しているEARTH FRIENDLYのアカウントは、一体どのような工夫がなされているのでしょうか?

Instagramを運用する目的からターゲット、競合優位性、真似したい施策、マネタイズの工夫を徹底解説いたします。

EARTH FRIENDLYのようなInstagram運用は、一見するとコストもかかり、運用のスピード感も落ちてしまうため、非合理のように思えてしまいます。しかし、一見非合理に見えるこの運用も、長期的に、また市場的に見るととても合理的なアプローチとなるのです。

ぜひ、同ジャンルのアカウント運用をしている方、検討している方は最後までご一読いただけますと幸いです。それでは、EARTH FRIENDLYを勝手に解説していきましょう。

EARTH FRIENDLYがInstagramを運用する目的は?

EARTH FRIENDLYがInstagram運用をする目的は、ECサイトへの誘致が考えられます。同社は「環境と人に優しいから暮らしのきっかけとなる」をコンセプトに、雑貨や日用品をECサイトにて販売しています。

地球環境への配慮を謳うサービスのため、アースカラーを基調としており、全体的に落ち着いた印象を持ちます。そのトンマナがInstagramの中でも反映されているのが特徴的ですね。

EARTH FRIENDLYがターゲットとして設定しているのは?

EARTH FRIENDLYがターゲットとしているのは、25〜35歳の女性でしょう。これらのターゲットは、さらに大きく二分されると考えられます。「環境領域に興味関心があり、環境を守ることを至上命題のように感じているターゲット」と「環境のことを大事にしている自分を大切にしたいと考えているターゲット」です。

海外——特にヨーロッパでは、一般消費者の多くが環境問題に興味を感じています。それに合わせて、海外志向のユーザーは「環境問題に言及していること」を重要視しており、ある種ファッションのように環境問題を捉えているものと考えられます。

それらのユーザーが、誰かにマウントを取るために知識を蓄え、その情報収集源として利用しているのが、こういったエシカル系のアカウントなのです。そのため、コンテンツのレベルは高すぎず低すぎずを狙う必要があり、かつクリエイティブで「イケてる!」と思わせる必要があります。

EARTH FRIENDLYが競合と差別化を図っている点は?

EARTH FRIENDLYは、コンテンツ作成にかなり力を入れています。それぞれのコンテンツは専門家が監修しており、クリエイティブ作成には相当実力のあるデザイナー/イラストレーターをアサインしているでしょう。

また、コンテンツの最後尾には参考文献を掲載しており、コンテンツ自体の権威性を担保しています。発信するコンテンツの中身を差別化するのは、非常に難しいことです。そのため「誰が」発信しているのかに着目し、大きく差別化することで、他のアカウントよりも優位なポジションに位置取ることができているのです。

EARTH FRIENDLYが実施しているマネしたい3つの施策

ここからは、EARTH FRIENDLYが実際に行っている施策で、今すぐにでもマネできるものを3つご紹介いたします。

ハッシュタグは、大事なこともある

SAKIYOMIは、Instagramを運用する際に「ハッシュタグ分析に注力するべきではない」というスタンスをとっています。これは、Instagramアカウントのフォロワー数を増やすためには、アルゴリズムに即した運用が求められており、ハッシュタグ分析自体は重要度の高い施策ではないと考えているためです。

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しかし、例外的にハッシュタグ分析が重要なタイミングがあります。それは、フォロワー数が伸びきっていない運用初期です。運用初期は、フォロワー外のユーザーにリーチする手段が極端に少ないです。そのため、ハッシュタグを適切に選定し、小さなハッシュタグからでも流入を狙っていくことが重要になります。

しかし、再三になりますが、ハッシュタグ分析だけに注力することは、運用の中での悪手となるうるので気をつけましょう。重要なことは、いかにユーザーのためになる情報を発信することができるのか、という観点です。コンテンツの質を高めることに注力しつつ、その余力でハッシュタグからの流入を狙っていくことが求められます。

その点でいうと、EARTH FRIENDLYでは、全てのコンテンツで全く異なるハッシュタグを選定しています。これは、コンテンツに最適なハッシュタグをその度に選定し、付け替えていることを意味します。このハッシュタグからどれだけの流入があるのかは正直わかりませんが、少なからず効果は出ているものと思われます。

わかりやすいコピー

EARTH FRIENDLYが発信するコンテンツの中で、伸びるコンテンツとそうではないコンテンツには大きな特徴がありました。それは、コピーがわかりやすいか否かです。このアカウントで伸びているコンテンツで用いられるコピーには「英語が入っておらず」「難しい単語も使用していない」という特徴がありました。

一般的な単語や「〇〇って知っていましたか?」などの疑問系など、ユーザーが自分ごととして捉えられるコピーは、総じて伸びがいいと言えます。みなさんがコンテンツ作成をする上で意識していただきたいのは、「ユーザーにとって身近なモノやコトと結びつけることができているのか」という観点です。

確かに、英語で記載されていたり、筆記体でそれが記載されていたら、かっこよく見えてしまうものです。しかし、本当に重要なことは、ターゲットにコンテンツの内容が伝わるのか否か。そこを履き違えて、下手にブランディングに走ってしまうと、運用として散々な結果になってしまいますので、注意が必要です。

リール投稿を積極的に活用

EARTH FRIENDLYが実施している施策で最も簡単に真似できそうなものとして、リールが挙げられます。リールは拡散性が高く、より多くのユーザーにリーチしやすい特徴を持っています。EARTH FRIENDLYでは、フィード投稿を少し編集した形でリールを作成しており、拡散性を担保しています。

EARTH FRIENDLYで投稿しているリール

このコンテンツの伸びがいいものかと言われれば頷くことは難しいですが、それでもリーチ数を獲得することはできます。小さなリーチ数かもしれませんが、フォロワー数増加を目的としておくのであれば、少なからず必要な施策ですので、ぜひ真似してみてください。

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EARTH FRIENDLYはどんなマネタイズの工夫をしているのか?

EARTH FRIENDLYはマネタイズのために、大きく分けて2つの施策を実施しています。

ストーリーズとハイライトを活用した商品訴求

Instagramではフォロワー数が1万人を超えると、ストーリーズにリンクを掲載することができます。その機能を活かし、ストーリーズ内で商品紹介を実施、それをハイライトに載せておくことで、継続的な商品購入の訴求をしています。

EARTH FRIENDLYのハイライト

SAKIYOMIが運用するアカウントの中でも、ストーリーズとハイライトを組み合わせた商品訴求を行なっていますが、やはり一定金額の収益化は期待できます。何回も施策を実施する必要はなく、ハイライトに設定しておくだけで完結するため、フォロワー数が1万人を超えているアカウントではぜひ実践してみていただきたい施策と言えます。

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ショッピング付きのフィード投稿

Instagramの中には、ショッピング機能と呼ばれる「Instagram内で商品購買ができる機能」が実装されています。企業であれば、自社商材の訴求は常にしたいものです。しかし、それをInstagram内で行なってしまうとユーザーからのウケが悪くなってしまい、結果的に運用成果が上げにくくなってしまいます。

ここで重要なのは、ユーザーのためを思って作成したコンテンツの中で商品訴求を実施するということです。懇切丁寧に作成したコンテンツの中に、さりげなく商品の訴求をすること。これが最も効果を発揮する商品訴求の方法なのです。

仮に商品訴求を全面的に押し出していきたいのであれば、商品訴求を全面に押し出すアカウントを作ることが得策と言えるでしょう。間違っても、情報提供をするアカウントの中で商品訴求に振り切ってしまうことは避けてください。何度もお伝えしていますが、アカウント運用で重要なことは、ユーザーのためになる情報を発信し続けることなのです。

Instagram運用の大まかな流れを理解しよう

EARTH FRIENDLYは、Instagram運用を生業とするSAKIYOMIから見ても綺麗な運用がなされていると感じます。なぜその運用が実現できているのか。

もちろん、メンバーが複数人いる、コンテンツ量がもともと多いなど、企業の事情もあるかとは思いますが、具体的には以下の4つのステップを踏めていることが大きな要因だと考えています。

・目的
・ターゲット
・競合分析
・コンテンツ

Instagram運用の全体像はこちらのお役立ち資料にて体型的に解説しておりますので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

▼Instagram運用の全体像をチェックする
Instagram運用を成功に導く42の必須チェックリスト

ここで紹介したステップは、ジャンルを問わず、どの企業にも共通する成功法則です。ぜひ、Instagramの運用をする際には意識してチェックしてみてください。

まとめ

【勝手に分析】シリーズ、第7弾の今回はエシカル系アカウントのEARTH FRIENDLYを解説してきました。

冒頭でもお伝えしたように、EARTH FRIENDLYのアカウント運用は、コンテンツ制作にかなりの時間とお金をかけて実施していると思われます。これは、スピード感を求められるInstagram運用においては、一見非合理のように見えてしまうものです。しかし、競合アカウントと差別化を図ることや、ユーザーに求められる情報を発信することを考えると、その非合理なアプローチが合理的な戦略に変わっていくのです。

また、コンテンツを作り込むことで、ユーザーがアカウントへ抱く印象はとてもポジティブなものになり、フォローしてくださる確率も格段に上がっていきます。たとえ1コンテンツを作成する時間が長かったとしても、最終的な目的から逆算したときに適切な戦略なのであれば、絶対に必要なアプローチとなりうる、とても良い事例でした。

コンテンツ作成以外にも、EARTH FRIENDLYのアカウント運用では、みなさんが真似したいと思える施策が盛り沢山でした。ぜひ明日からのInstagram運用に生かしてみてください。

それでは、第8回もお楽しみに!

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