【#勝手に分析】ホットペッパーで1番予約される美容室のInstagramはPDCAがすごかった。


Instagramで人気のアカウントを、Instagram運用のプロ集団SAKIYOMIが勝手に分析し、皆さんに真似していただけるように勝手に解説していく「勝手に分析」シリーズ。

シリーズ第2弾は、ホットペッパーで2年連続予約数1位を獲得した美容室ALBUM

シリーズ第1弾はこちらから!

フォロワー数49万人、ホットペッパーで圧倒的No.1を獲得し続けるALBUMが運営するInstagramアカウントは、いったい何がすごいのでしょうか?

Instagramを運用する目的からターゲット、競合優位性、真似したい施策、マネタイズの工夫を徹底解説いたします。

ALBUMのようなInstagram運用をすることで、美容室としての認知度も高めることができ、来店客数にも違いが見られるようになるでしょう。ぜひ、美容室のInstagram運用担当者さまは実践してみてください。それでは、ALBUMを勝手に解説していきましょう。

ALBUMがInstagramを運用する目的は?

ALBUMがInstagramを運用する目的は、Instagram上で認知度を獲得し、予約数の増加を図ることでしょう。日本にある美容室の数は日本にあるコンビニの数よりも多いとされ、飽和しているといっても過言ではありません。

その飽和している状態でいくら安さを訴求したとしても、まず勝負の土台にすら乗らない。そのため、認知度を獲得し「来店したい美容室といえば?」という選択を迫られた際に、想起される必要があるのです。

今回ご紹介するALBUMは、その選択肢に乗ることを目的としてInstagram運用を行っていると考えられます。

ALBUMのターゲットはどんなインサイトなのか?

ALBUMがターゲットとしているユーザーは、性別としての垣根はもちろんのこと、年齢的なセグメント分けもなされないと考えられます。「髪を切り、おしゃれになりたい」と考えていることに、年齢も性別も関係ないからです。

では、次に考えたいのが、そういったユーザーが抱えているインサイトや本質的な課題。ここで想定されるのが「自分が納得するような髪型で毎日を過ごしたい。だが髪の毛を切ってから時間が経つと自分が納得するような髪型を作ることが難しい」という普遍的な誰しもが抱える悩みです。

これは深い洞察でも、真新しい発見でもありません。しかし、ここで想定するインサイトを的確に捉えられていないのが、すでにInstagram上に存在している美容室のアカウントなのです。ALBUMはここをカバーする運用ができているため、フォロワー数を増やすことができ、運用に成功しているといえます。

ALBUMが実施しているマネしたい施策4選!

ここからは、ALBUMが実際に行っている施策で、今すぐにでもマネできるものを4つご紹介いたします。

フィード投稿で出来る工夫

ALBUMの運用でもっとも秀でていると感じたのは、フィード投稿です。ターゲットのインサイトから「ヘアアレンジ系」や「芸能人ヘア系」のコンテンツが伸びることを予測し、多めに投稿。ターゲットは自分が納得できる髪型で毎日の生活を過ごしたいと考え、その課題を解消するコンテンツを探しています。

そのモチベーションに合わせたヘアアレンジや芸能人ヘアが伸びることは安易に予想でき、見事にリーチを獲得しています。

また、リーチを獲得するだけにとどまらず、予約・来店までの動線もフィード投稿の中に組み込まれています。コンテンツの中で利用しているコスメやヘアケア商品をキャプションに記載、ショッピング機能として盛り込む、キャプションの中で美容室の価格の安さを訴求。

リーチを獲得するためのコンテンツに、マネタイズの工夫も合わせることで、効率よく運用できているのは、いますぐに真似できるポイントでしょう。

予約したくなるプロフィール設計

予約したくなるプロフィール設計もすぐに真似できるでしょう。ALBUMはわかりやすい特徴として「価格の安さ」を持ち、それをプロフィールに書くことで、権威性をアピールしています。また、他の美容室と差別化をするために営業時間も記載しています。

これを他の美容室が真似をするのであれば、価格だけに限らず、その美容室が強みとしている特徴を記載するようにしましょう。何かしらの形で権威性を提示することが必須であり、すぐに真似できるポイントです。

ショッピング機能

フィード投稿の章でも触れましたが、ショッピング機能の活用もすぐに真似できる施策です。ALBUMの場合、フィード投稿やインスタライブで実際に使用したアイテムをショッピングの中に配置しておき、すぐに購買できる仕組みを構築しています。

これにより、美容室という地理的な要因から来店できないターゲットに対しても、美容室でできる最大限の体験を経験してもらうことができ、ファン化を促すことができるのです。

公式アカウントと同時に美容師アカウントも動かす

美容室アカウントでぜひマネしていただきたい施策が、美容師アカウントも並行して運用することです。美容室だけでアカウント運用を完結せず、美容室全体でアカウント運用を進めていく方法です。

この施策の有用性は、美容師自体にファンをつけることができる点です。美容室というサービスは、美容室の箱自体にも価値がありますが、それ以上に美容師本人に強い価値があります。言い換えれば、美容師に強い魅力があれば集客ができ、売上を作ることができるということです。

ただし、それぞれのアカウントが独立して運用をすればいい、というわけでもありません。美容師が投稿したコンテンツを美容室アカウントでリポストしたり、その逆をしたりと、常に関わり合いを見せ、美容室と美容師の繋がりから魅力づけをしていきましょう。

メインアカウントのフィード投稿で「この髪型にしたい」という気持ちを醸成し、「この髪を切ったのは誰?」という流れで美容師アカウントへ流入させるというイメージですね。

ALBUMがしている競合との差別化と、マネタイズの工夫

ALBUMの競合優位性は、2つあります。

1つが、所属している美容師も、並行してアカウント運用をしていることです。メインアカウントでそれぞれの美容師のアカウントからリポストし、美容師アカウントへの流入を作ります。前述したように、美容師を指名しやすい動線を作ってあげることで、指名料の獲得もできますし、美容師自体へのファン化も可能です。他の美容室では工数がかかってしまうため、実践している美容室は少なく、差別化できていると言えるでしょう。

もう1つがYouTubeの運用も並行して行っていることです。InstagramとYouTubeで投稿コンテンツに差はありませんが、ユーザーへリーチするチャネルを全方位で網羅し、最大限リーチを獲得していく意図があるでしょう。

これら施策を実施している美容室はInstagramに多くありません。どちらも工数になるからです。この工数になる部分をどれだけ実施できるかによって、Instagram運用の成功が左右されます。

Instagram運用の大まかな流れを理解しよう

ALBUMは、Instagram運用を生業とするSAKIYOMIから見ても綺麗な運用がなされていると感じます。なぜその運用が実現できているのか。

もちろん、メンバーが複数人いる、コンテンツ量がもともと多いなど、企業の事情もあるかとは思いますが、具体的には以下の4つのステップを踏めていることが大きな要因だと考えています。

・目的
・ターゲット
・競合分析
・コンテンツ

これらのステップがなぜ重要なのかは、ぜひ以下の記事をご覧になってください。

運用のポイントを簡潔に解説!Instagram担当者は必見です。

2021年2月8日

ここで紹介したステップは、ジャンルを問わず、どの企業にも共通する成功法則です。ぜひ、Instagramの運用をする際には意識してチェックしてみてください。

まとめ

【勝手に分析】シリーズ、第2弾の今回は美容室アカウントのALBUMを解説してきました。

ALBUMは、ユーザーが日常的に髪型の参考にするアカウントになることで、アカウント自体の信頼度を高めることに成功しています。

正直なところ、実店舗とユーザーの自宅の距離によって、美容室への来店可否は決定してしまいます。しかし、信頼度の高いアカウントであり続けることで、その周辺にいるユーザーを取りこぼすことなくコンバージョンへとつなげられています。

髪型に関しての情報収集は、他SNS(Twitter、Facebook)やGoogleよりもInstagramを使うことが多いため、Instagram上で権威性を持つことが成果に繋がると言えるのでしょう。YouTubeと組み合わせて運用をすることで、動画プラットフォームによる情報収集の網目も回収していることも、ターゲットの取りこぼしを減らす仕組みと考えられます。

美容室のアカウントであれば、すぐに真似のできる施策をたくさん紹介しましたので、ぜひ試してみてください。

第3回もお楽しみに!

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2021年3月4日