【#勝手に分析】3ヶ月で1万フォロワーを達成した不動産系アカウントの驚きの施策とは?


Instagramで人気のアカウントを、Instagram運用のプロ集団SAKIYOMIが勝手に分析し、皆さんに真似していただけるように勝手に解説していく「勝手に分析」シリーズ。

シリーズ第6弾は、不動産系アカウントの「アイズルーム 女性による女性のための賃貸仲介サービス」

【#勝手に分析】フォロワー数60万人のお化けアカウントmake my roomをアルゴリズム的に解説!

2021年3月5日

運用わずか3ヶ月でフォロワー数1万人越えという、尋常ではないスピードでフォロワー数を伸ばしているアイズルームのアカウントは、一体どのような工夫がなされているのでしょうか?

Instagramを運用する目的からターゲット、競合優位性、真似したい施策、マネタイズの工夫を徹底解説いたします。

アイズルームのようなInstagram運用をすることで、ある種チート的なフォロワー増加やコンバージョン発生を狙うことも可能でしょう。不動産サービスを提供していて、かつInstagramアカウントも運用している企業さまは必見の内容です。それでは、アイズルームを勝手に解説していきましょう。

アイズルームがInstagramを運用する目的は?

アイズルームがInstagramを運用する目的は、同社が展開している不動産サービス——特に賃貸マンションの紹介に繋げる母集団形成を行うことでしょう。Instagram上で母集団形成を行い、その中の何割かをナーチャリング専用のwebサイトや公式LINEに集客、そこから店舗へ来店を促し、賃貸契約を獲得するという流れになっています。

不動産事業の集客は、地理的な条件に大きく依存します。扱っている物件が限定的であり、不特定多数のユーザーにサービスを利用してもらえるわけではないからです。そのため、同社からしてもInstagramを活用した不動産事業への集客は新たな挑戦といえます。

しかし、その状況下の中でもフォロワー数を圧倒的に伸ばしており、不動産業界でもInstagram運用をすることで何かしらの成果が得られるということを証明している良い事例だと言えますね。

アイズルームがターゲットとして設定しているのは?

アイズルームがターゲットとしているのは、おしゃれ好きな20〜25歳の女性です。プロフィール文章の中に「メイクや洋服をこだわるように」「おしゃれ部屋」という文言が含まれていることからも、ターゲット像は明白と言えるでしょう。

アイズルームの中で伸びているコンテンツからの逆算になりますが、ターゲットは普段からvlog系の動画を見ることが好きで、ルームツアーの動画を見ることで、その部屋に自分が実際に住んでいる姿を妄想していると考えています。

アイズルームが競合と差別化を図っている点は?

アイズルームが競合と差別化しているポイントとしては、大きく分けて3つ。徹底的にリールを活用したコンテンツのテンポの良さ、「女性による女性のための〜」というシンプルでわかりやすいコンセプト口コミをしっかりと見せるハイライトです。

よく不動産系アカウントでやりがちなミスとして、「自社がただ発信したいコンテンツを発信してしまう」というものがあります。しかし、InstagramをはじめとしたSNSでは、ターゲットが何を求めているのかを徹底的に考え抜くことが最重要事項です。この観点を持つことができていないと、コンテンツのリーチ数が伸びることもなければ、ユーザーにアカウントをフォローしてもらうこともできず、最終的に目的としているコンバージョンにもつながりません。

不動産サービスのユーザーは何を求めているのか。いかにたくさんの物件の中から、テンポよく自分の感性にあった物件を選ぶことができるのか、女性でも安心して物件を選ぶことができるのか、どれだけ多くのお客様に利用されてるのか。こういった観点を求めているはずですよね。

当たり前かも知れませんが、その当たり前をしっかりとアカウントの中でカバーし、適切に運用できている点が、アイズルームが他不動産アカウントと差別化できている要因だと考えられます。

アイズルームが実施しているマネしたい2つの施策

ここからは、アイズルームが実際に行っている施策で、今すぐにでもマネできるものを2つご紹介いたします。

リールを中心とした動画投稿

アイズルームが発進するコンテンツの多くは、リールを活用した動画コンテンツです。この動画コンテンツはルームツアーとの相性が非常に良いと考えています。一般的に利用されている不動産サービス(suumoやホームズなど)の中では写真が多用されているのに対して、最終的な意思決定は内覧を活用しますよね。

ここには直接物件を見て判断したいというインサイトもあるでしょうが、何よりも強いのは動的な形で物件を見たいという気持ちだと考えられます。つまり、ルームツアーのように物件内部を見せる場合は、画像ではなく動画を活用するべきであり、そのインサイトにドンピシャでハマったのがこのアイズルームなのです。

アイズルームで最もバズったリール投稿

また、投稿開始時は「部屋探しのノウハウ」系のコンテンツを発信していましたが、伸びがあまり良くないことが見て取れます。やはりお部屋さがしは時期に依存しますし、必要に駆られなければコンテンツを求めることはないでしょう。

ここで意識しておいていただきたいのは、Instagram運用においては次々とコンテンツ内容をピボットし続ける必要があるということです。確かに、初めに決定した方針で進めていきたい気持ちもわかりますが、それがユーザーに刺さるかどうかは別問題です。大事なのは、ユーザーのためになるコンテンツを発信することです。そのためには多角的にコンテンツを発信していき、その中で当たるものを見出していく必要があります。

今回の例で言えば、ユーザーが求めていたのはお部屋探しのノウハウではなく、部屋の中を動的に見ることができ、かつ自分が楽しめるコンテンツだったのです。こういった形でアカウント運用を進めていき、フォロワー数を獲得し続けていけば、いずれお部屋探しを必要としたタイミングでアイズルームを想起してもらえるようになるのです。

詳細情報を最後まで伏せる

アイズルームが発信する動画コンテンツでは、部屋の物件情報は最後まで出てきません。これは、ユーザーが求めているのが物件情報ではなく、エンタメだからだと考えられます。実際に物件情報を求めている人が多くないからこそ、始めから物件情報を見せてしまうと離脱が発生してしまうのです。

また、最後に載せる物件情報は、限りなく短い時間で表示されています。部屋に対して興味を持ち、急に物件情報が表示されると、ユーザーはそれに反応することができず、見逃してしまいます。つまり、もう一度動画を再生する言い訳が生まれるということです。結果、動画の再生回数が伸びやすく、アカウントへの滞在時間が延びるため、リーチ数が伸び続けていくというアルゴリズムになっています。

アイズルームはどんなマネタイズの工夫をしているのか?

アイズルームはマネタイズまでの導線も非常に秀逸に設計されています。3つの観点から解説します。

公式LINEへの誘導

不動産といえば、限りなくアナログな印象を持っている方がほとんどでしょう。しかし、電話や対面での対応を嫌がる若年層は多く、それだけでユーザーの離脱に繋がりかねません。

そこにLINE@を挟むことで、気軽さが増し、結果的に相談件数が増えていくのです。公式LINEの登録は簡単にできますので、ぜひ実践してみてください。

契約者数を限定し、抽選形式にする

アイズルームでは、1ヶ月間に契約できる顧客数を50組に限定し、応募者の中から抽選方式で50組を厳選しています。限定制にするメリットは、希少性が生まれることにあります。心理学の中で「スノッブ効果」と呼ばれるものであり、限定性や希少性に人は惹かれやすいという効果を活かしたものです。

また、抽選形式にすることで営業感がなくなり、逆に「相談できる」という状態を醸成することによって、アイズルームを優位に立たせることができます。直感的には選択されにくい施策かも知れませんが、論理的に考えるとベストな施策と言えますよね。

実際のユーザー/人を映す

契約してくださったユーザーをストーリーズの中で紹介しているのも、アイズルームのマネタイズ施策として秀逸な点です。ストーリーズの中では、契約したユーザーにガラガラを回させ、景品をプレゼントする様子が配信されています。

アイズルームで実施しているガラガラの様子はこちら

多くのユーザーがサービスを利用しているという安心感につながりますし、何よりも「人」が映っているということで怪しさを解消することができています。不動産の契約は、一般的な消費行動の中でも、かなり高額なものに部類されます。そういった前提がある上で、どのようにして安心感を醸成させることができるのかを考え抜かれているため、アイズルームは急激にフォロワー数が増加し、コンバージョンにもつながっているのでしょう。

Instagram運用の大まかな流れを理解しよう

アイズルームは、Instagram運用を生業とするSAKIYOMIから見ても綺麗な運用がなされていると感じます。なぜその運用が実現できているのか。

もちろん、メンバーが複数人いる、コンテンツ量がもともと多いなど、企業の事情もあるかとは思いますが、具体的には以下の4つのステップを踏めていることが大きな要因だと考えています。

・目的
・ターゲット
・競合分析
・コンテンツ

Instagram運用の全体像はこちらのお役立ち資料にて体型的に解説しておりますので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

▼Instagram運用の全体像をチェックする
Instagram運用を成功に導く42の必須チェックリスト

ここで紹介したステップは、ジャンルを問わず、どの企業にも共通する成功法則です。ぜひ、Instagramの運用をする際には意識してチェックしてみてください。

まとめ

【勝手に分析】シリーズ、第6弾の今回は不動産系アカウントのアイズルームを解説してきました。

運用開始数ヶ月でフォロワー数を爆発的に伸ばしているアイズルームには、しっかりと伸びている理由がありました。やはりその根底にあるのは、ユーザーが何を求めているのかを考え抜かれているという点。不動産系アカウントにとどまらず、どのようなジャンルのアカウントだとしても、ユーザーのことを第一に考えた運用は重要だということを証明してくれています。

今回紹介した施策の中で、不動産系アカウントを運用する担当者の方であれば、真似できないものはひとつもなかったはずです。ぜひ、明日からのInstagram運用に生かしてみてください。

それでは、第7回もお楽しみに!