【#勝手に分析】メディア×Instagram運用に成功しているアカウントの秘訣を徹底分析!


Instagramで人気のアカウントを、Instagram運用のプロ集団SAKIYOMIが勝手に分析し、皆さんに真似していただけるように勝手に解説していく「勝手に分析」シリーズ。

シリーズ第1弾は、旅行系アカウントのicotto

フォロワー数6万人、公式サイトの利用者数は月間1000万人を超えるicottoが運営するInstagramアカウントは、一体どのような工夫がなされているのでしょうか?

Instagramを運用する目的からターゲット、競合優位性、真似したい施策、マネタイズの工夫を徹底解説いたします。

icottoのようなInstagram運用をすることで、サイトへの集客も可能ですし、売上の増加も実現可能性が高くなります。ぜひ、旅行系のサービスを提供している企業さまは実践して見てください。それでは、icottoを勝手に解説していきましょう。

icottoがInstagramを運用する目的は?

icottoがInstagramを運用している目的は、公式HPへの新たな流入チャネル獲得でしょう。GoogleのSEOはこまめにアップデートされ、その度に表示順位に変動が生まれます。表示順位の変動は、webメディアやブログを運営している企業や個人にとってみれば大きな脅威にもなりかねません。

言い換えれば、GoogleのSEO流入は非常に不安定であるということ。

そのため、システムによる大幅な流入数減を防ぐことができるInstagramを運用し、安定的な流入数確保を狙っていると考えられます。

また、GoogleのSEOの弱みとして、顕在層にしかアプローチできないことも挙げられます。Google検索では、旅行に興味のあるユーザーしかサイトに誘致することはできません。しかし、Instagramでは旅行に潜在的な興味を持っているユーザーに「レコメンド」という形で、サービスの訴求ができるのです。

この2点は、メディアを運用する会社であれば、強く課題に感じている部分なはず。それをInstagramで解消できるのは、大きな魅力になるのではないでしょうか。

icottoがターゲットとして設定しているのは?

icottoがターゲットにしているのは、「働いている大人女子」でしょう。推測の域は超えませんが、コンテンツの内容やトンマナから見て、間違いないと考えられます。

そういったユーザーのインサイトとして挙げられるのが「旅行の疑似体験をしたい」というもの。直感的に考えると、旅行系のメディアを見ているユーザーは旅行の計画を立てており、その参考にしたいと予測がつきます。

しかし、実際にInstagram上で伸びるコンテンツを見ていると、行き先の住所も地図も乗っていなければ、計画に役立つ情報も提供されていません。

その事実から鑑みるに、ターゲットは旅行に行っている気になれれば良く、「見ていてテンションが上がる」「きれいな景色を見て癒やされたい」という感情を楽しんでいるのでしょう。

icottoはそういったターゲットの細かいインサイトを捉えてアカウント運用がされています。

icottoが競合と差別化を図っている点は?

Instagramには旅行系のアカウントが溢れるほどあります。その中でもicottoが競合に対して秀でていると感じたのは、感情に強く焦点を当てている点です。

投稿するコンテンツは基本的に主観的な感情に基づいて作成されており、客観的な情報(旅行先の詳細中位置情報や価格など)は一切掲載されていません。旅行系アカウントによく見られるランキングもありません。

前述したインサイトから考えると、icottoが実施するこの差別化は非常に強力なものになっており、フォロワーを獲得できているのではないでしょうか。

また、単に旅行先の写真を載せるだけではなく、写真集のようにキレイなトンマナで整えられており、クリエイティブの面からも強く差別化が図られています。

icottoが実施しているマネしたい施策4選!

ここからは、icottoが実際に行っている施策で、今すぐにでもマネできるものを4つご紹介いたします。

フィードで利用されているコピー

フィード投稿のキャプションに利用されている「さくっと海外気分」「レトロな温泉旅」「穏やかな海辺の窓」といった、特定の気分に刺さりそうなコピーはすぐにマネできるでしょう。

Instagramを利用している状況は、Google検索を利用している状況と大きくモチベーションが異なります。利用にあたり大きな目的意識などなく、ただ漠然とした感情を抱えています。

そういったユーザーに目を留めてもらうのであれば、ユーザーが一度は感じたことのある感情を明記し、内面から揺さぶりをかけていくことが重要になってくるのです。

また、文章にも楽しみが含まれており、「大正ロマンを感じながら疲れをほぐしましょう」「日本にいるとは思えない非日常的な時間を過ごしてさくっとリフレッシュしましょう」のように、その場所に行った際に感じる心情を描いています。

読んでいて面白いという点もicottoの良さであり、どのアカウントでも転用できるテクニックと言えるでしょう。

アカウントの滞在時間を伸ばす仕掛け

icottoでは、アカウントの滞在時間を伸ばす仕掛けが多分に含まれています。具体的には以下の4つが目に止まりました。

①読ませる雑誌風の編集
②あえて場所のタグづけをせずにアカウント外への流出を防ぐ
③スワイプの誘導でまだ途中であることを伝える
④いきなり場所の写真ではなく、2枚目で感情を言語化。

こちらはぜひ実際のアカウントを見ながら確認してみてください。なお、なぜ滞在時間を伸ばしたほうがいいのか不明な方は、こちらの記事をご覧になってください。

Instagramでバズらせたいなら、ハッシュタグは狙ってはいけない!?その理由を徹底解説

感情に焦点を当てたハイライト

差別化の紹介で「icottoは感情に焦点を当てている」と解説しましたが、ハイライトでもそれが表現されています。

「のんびり」「ワクワク」「癒やし」といった、誰しもが感じたことのある気持ちでハイライトが作成されており、今の感情に最適なハイライトを選択することができます。

明確に引かれた動線

ここまでは感情に焦点を当てていることを取り上げてきましたが、あえて客観的に表現されている箇所があります。それが、サイトへの動線部分となる、キャプションのURLやストーリーズです。使われているのは「おすすめ〇〇選」のようなコピーです。

あえて客観的なコピーを利用している理由は、ターゲットを細分化した際に、より詳しく知りたい人向けに作成されているからです。アカウントの大半は、新たなリーチを獲得するために設計されています。しかし、サイトへ流入してもらいたいのは、よりコンバージョンする可能性の高いターゲット。すなわち、旅行に行きたいニーズが顕在化していて、旅行の計画を実際に立てている人です。

こうしたユーザーを動かすためには、感情だけではなく、論理を利用したアプローチが必要なため、客観的な情報を組み込んでいると考えられます。

icottoはどんなマネタイズの工夫をしているのか?

icottoのマネタイズ方法は、メディアを活用した事業者へのプロモーション支援でしょう。広告ですね。事業者が広告を掲載したいと感じるポイントは、過去にどれだけコンバージョンしているのか(実績)と、どんな人がサイトを訪れているのか(ターゲット)です。

icottoの場合、PV数が圧倒的に多いことは明らかですが、それ以上にターゲット層を25~34歳あたりの大人女子に絞っていることが重要になっています。

「大人女子」というセグメントを切っていることから、ターゲットも明確であり、かつ働く女性なためお金も持っている。事業者からすればぴったりの母集団が形成されているのです。

あらかじめその層に狙いを定めた上でプロモーション支援を考えていたのかは定かではありませんが、どんなユーザーをなぜ集めたいのか明確にしておくことの重要性がわかる事例ですね。

Instagram運用の大まかな流れを理解しよう

icottoは、Instagram運用を生業とするSAKIYOMIから見ても綺麗な運用がなされていると感じます。なぜその運用が実現できているのか。

もちろん、メンバーが複数人いる、コンテンツ量がもともと多いなど、企業の事情もあるかとは思いますが、具体的には以下の4つのステップを踏めていることが大きな要因だと考えています。

・目的
・ターゲット
・競合分析
・コンテンツ

Instagram運用の全体像はこちらのお役立ち資料にて体型的に解説しておりますので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

▼Instagram運用の全体像をチェックする
Instagram運用を成功に導く42の必須チェックリスト

ここで紹介したステップは、ジャンルを問わず、どの企業にも共通する成功法則です。ぜひ、Instagramの運用をする際には意識してチェックしてみてください。

まとめ

【勝手に分析】シリーズ、第1弾の今回は旅行系アカウントのicottoを解説してきました。

icottoはGoogleのSEOが不安定であるという事実がありながらも、ストーリーズ、ハイライト、プロフリンクから、安定的なセッションを獲得し、SEO以外の集客チャネルを確保できています。

また、フォロワーが旅行の計画を立てる際に、icottoのwebメディアを参考にしており、Instagramによって潜在層のナーチャリング/ファン化も実現しています。 

旅行系やアウトドア系のアカウントであれば、すぐに真似のできる施策をたくさん紹介しましたので、ぜひ試してみてください。

第2回もお楽しみに!

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2021年3月2日