InstagramでPR案件はするべき?インフルエンサーに依頼する手順を解説

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「Instagramを活用してPR案件を依頼したいが、どうやって依頼したらいいのかわからない。」

「InstagramでPR案件を受けてみたいが、どんなアカウントなら依頼されるんだろう?」

Instagramを活用したPR案件が増えていますが、依頼する方も、依頼される方も、今一つやり方が浸透していないように思われます。さまざまな企業様のInstagramの運用をお手伝いしている私のもとにも、InstagramのPRに関するご相談は後を断ちません。

そこで今回は、InstagramのPR案件に関して、企業側とインフルエンサー側の両者に向けた情報を発信していきます。

企業のInstagramの運用担当者に向けては、依頼する手順やPR案件を行うメリットを、インフルエンサーに向けては、どうすれば依頼を受けられるのか、その際の注意点を解説いたします。

前半は企業向け、後半はインフルエンサー向けの記事構成ですので、自分に必要のある部分に目を通していただけますと幸いです。

PRをインフルエンサーに依頼する手順

まずは企業のビジネスアカウントの運用担当者が、PR案件をインフルエンサーに依頼するための手順をご紹介いたします。

PRを依頼したいインフルエンサーを探す

商品のPRを依頼したいインフルエンサーを探しましょう。「この人に紹介してもらいたい」と思えるインフルエンサーを複数人ピックアップします。何人に商品のPR案件を依頼するかにもよりますが、私の感覚では2人に1人はDMに返信をくれ、そのうちのまた2人に1人が依頼を受けてくれています。

そのため、商品のPR案件を実施してもらいたいインフルエンサーの数から計算して4倍ほどのインフルエンサーをあらかじめ探しておきましょう。

依頼をDMにて送る

インフルエンサーを探し終えたら、DMを送信していきます。DMには以下の内容を盛り込みましょう。

・案件の内容
・どのような観点から選んだのか
・金額
・実施してほしいアクション(フィード投稿?ストーリーズ?)
・他の方にもお声がけしているから、もしかしたら別の方なってしまうかもしれないこと

DMを送る際は、一気に送らないように気をつけてください。大量のDMを一斉に送ってしまうと、Instagramからスパム判定がされ、アカウントが凍結されてしまうからです。

送る際は5〜10通ずつ送るようにしましょう。

必要であればNDAを結ぶ

DMでのやりとりを終えて、実際に依頼するインフルエンサーが決定したら、必要に応じてNDAを結びましょう。また、御社の中でさまざまな規約があるはずですので、しっかりと確認して、必要な対応を行いましょう。

打ち合わせをし、実際に投稿を作成してもらう

契約を結び終わったら、打ち合わせを行い、投稿の作成を行っていただきましょう。もし商品の実物をPRしてもらいたい場合は、商品の発送も速やかに行ってください。

投稿を作成していただいたら、投稿する前に確認を入れましょう。もし投稿内容に問題がない場合は、実際に投稿してもらいましょう。

Instagramを活用するメリット

Instagramを通じてPR案件を依頼するメリットはなんでしょうか。

やはり最も大きなメリットは、Instagramが持つ拡散性です。

SNS界隈においてよくある勘違いの1つが、「Instagramは拡散性に欠ける」というものです。しかしこれはかなり的を得ていない意見だと考えています。

確かに、InstagramにはTwitterやFacebookのようなリツイートやシェア機能は備わっていません。しかし、しっかりと運用することで、1つの投稿が100万リーチに達することもあり、拡散性に欠けるとは口が裂けても言えません。

Instagramのアルゴリズムに即した運用を実施することで、確かなマーケティング効果を発揮するのがInstagram運用の特徴です。そのため、Instagramを通じてインフルエンサーにPR案件を依頼することには大きなメリットがあると言えます。

また、インスタグラムではインフルエンサーの活用以外にもマーケティング手法があります。下記では、Instagramマーケティングとはについて詳しく解説しておりますので合わせてご覧ください。

▼参考記事:Instagramマーケティングの効果を徹底解説!

インフルエンサーにPRを依頼する際はここに気をつけよう

Instagramを通じてPR案件を依頼することが決まったら、以下の3点に気をつけてください。

ブランドコンテンツ広告を活用しよう

1つ目はブランドコンテンツ広告を活用することです。ブランドコンテンツ広告は、2019年にローンチされた、インフルエンサーと企業がビジネスパートナーとして協業することを促進するために作成された機能です。

概要だけお伝えすると、インフルエンサー(クリエイター)が作成した投稿を、企業が自由に広告として利用できる、という機能です。これが行えることで、インフルエンサーと企業の間で協業関係があるということをフォロワーに示すことができ、マーケットに対して信頼性を担保できるのです。

ブランドコンテンツ広告に関しては以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。

https://sns-sakiyomi.com/blog/function/instagram_brandcontents/

インフルエンサーが抱えるフォロワーの質は高いのか?

インフルエンサーの質をしっかりと見極めましょう。

フォロワーを買っているアカウントも多い

Instagramを活用したPR案件は、Instagramの中では当たり前のように行われています。しかし、従来のインスタのPR案件は「1フォロワー〇〇円」という形で報酬が支払われていました。その収入を多く得たいインフルエンサーの中で横行したのが、フォロワーを買うという行為です。

実際にインスタの1000フォロワーが1万円ほどで購入できるサービスは存在します。しかし、買ったフォロワーがアクティブなわけもなく、存在していないに等しいものです。

現在のInstagramには、案件を獲得し収入を得るためにフォロワーを買っているインフルエンサーが大量にいます。それを見分けるのは至難の技ですが、1つは投稿についている「いいねの数」で判断できます。フォロワーを買っている場合、それらのアカウントは動いていません。買っているフォロワーがほとんどの場合、そのアカウントの投稿にはほとんどいいねがついていないはずです。

スマホアプリからでは確認ができないためPCからインフルエンサーの投稿を見て、いいね数が極端に少ない場合は依頼することを避けましょう。

フォロワーの質の高さは、PR案件の成功と失敗を担っていると考えてください。

自社とインフルエンサーのジャンルが似ているアカウントを選ぶ

いくら質の高いフォロワーを多数抱えていたとしても、PRしたい商品とジャンルがかけ離れていたら成果につながりません。投稿内容を確認し、これまでにどのような投稿をしてきているのか、どのような投稿のときには評価が高いのかを調べておきましょう。

PRの内容はインフルエンサーに任せる

インスタのPRに関しては、あまり縛りを入れない方が良いでしょう。

ある程度の要望はインフルエンサーに伝えても良いと思いますが、投稿内容に関する縛りを入れすぎないようにしましょう。ステマになっては問題ですが、あくまでもインフルエンサーが行うリアルな投稿にフォロワーは反応を示します。

インフルエンサーが投稿するコンテンツには、大きく口出しをしない方が良いでしょう。

Instagramで案件を受けるために気を付けること

ここからは、インフルエンサーがインスタでPR案件を受けるために重要なポイントを解説していきます。

PR案件が自分に合っているのかどうかをしっかりと確認しよう

PR案件は自分にマッチしているのかを確認しましょう。確認する際は、以下の3点に注意しましょう。

・価格は安すぎないか?
・内容に無理はないか?
・企業は信頼できるのか?

価格が高い分には問題ありませんが、要求されているPR内容と価格が釣り合っていないと感じた場合は、勇気を持って断るようにしましょう。また、依頼してきた企業は信頼が置けるのか(HPはあるか?Instagramは運用されているか?)といったことも、依頼を受ける前に確認しておきましょう。

依頼をする企業としては、いかに安くインスタでPRができるかを考えています。企業に搾取されないように気をつけましょう。

アカウント運用をする企業が見ている、有益なインフルエンサーの特徴

SAKIYOMIを運営している株式会社Radixでは、Instagramの運用代行も行っています。運用の中では、インフルエンサーを活用したPR案件も実施しています。PR案件を依頼する際に、どのような観点からインフルエンサーを選んでいるのかをご紹介いたします。

フォロワー数

インスタのフォロワーは必ず見ています。フォロワー数が少ないと、いくら質の高いフォロワーがいたとしても、投稿のリーチ数が担保できない可能性があるからです。肌感覚ではありますが、1万人は最低でも欲しいところです。

投稿内容

インスタに投稿している内容が、PRしたい案件とどれくらいマッチしているのかも判断します。それに加えて、商品の解説などをしっかりと行えるのかを投稿を見て判断しています。

例えば、以下のような点です。

・綺麗に画像の撮影ができるか
・キャプションで商品について解説できるか

このような点ができていないと、依頼する判断はできません。

フォロワー数をいきなり伸ばすことは難しいかもしれませんが、投稿内容に気を使うことはできるので、画像やキャプションにも気を遣って投稿しましょう。

InstagramでPR案件を投稿する際に気をつけること

PR案件を依頼され、それを実施することになった際に気をつけたいのは、「企業から指定されている内容が守れているのかどうか」という点です。

PR案件を依頼したい企業は、自社が伝えたいことをしっかりと持って依頼を行っています。そのため、文言を指定したり、絶対に伝えて欲しい内容が決まっていたりします。

また、インスタのPR案件であることも表記しておきましょう。商品モニターなのか、企業案件なのか、宣伝なのか、タイアップ広告なのか、フォロワーは意外としっかりと見ていますので、注意が必要です。

それらの内容がきちんと守れているのかを確認した上で投稿するようにしましょう。

このサービス経由でもインスタの案件を獲得できるかも?

通常、インフルエンサー側から「PR案件が欲しい」と企業に声をかけることはありません。しかし、どうしてもInstagramで案件をもらって仕事がしたいという方は以下に紹介するサービスを利用するのも手です。

・Follop
・FOR SURE
・Mint’z
・Woomy
・SPIRIT

サービスを利用していれば必ず案件が獲得できるというわけではありませんが、その機会を得ることは可能です。しかし、案件獲得までの最短経路はアカウントを成長させることですので、Instagramのアルゴリズムをしっかりと理解した運用を心がけましょう。

まとめ

Instagramを活用したPR案件について、PRを依頼したい企業と、PRを受けたいインフルエンサーに向けて記事を書きました。

企業としては、すでに影響力を持っているインフルエンサーに力を借りて成果に繋げたいと考えるのが普通でしょう。しかし、あくまでもPR案件は短期的な施策に過ぎません。Instagramをしっかりと運用し、自社の資産になるよう運用していけば、中長期的に大きな成果へとつながります。

そのためには、正しいInstagram運用とはなんなのかを知らなければなりません。

SAKIYOMIでは、成果につながるInstagramの運用方法について紹介していますので、他の記事もぜひご覧になってください。

また、webセミナー(ウェビナー)や分析ツールも提供していますので、ご興味のある方はお気軽にお声がけくださいませ。

インフルエンサーも、インスタで収入を得るにはさまざまな工夫が必要です。価格ばかりに気を取られず、自身の投稿内容にも気を使いましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

2019年11月に株式会社SAKIYOMIに入社。累計数十アカウントのInstagram運用を支援し、最短でアカウント開設後3ヶ月で1万フォロワーを達成。その後マーケティング領域を立ち上げ、現在はマーケティング責任者として、幅広く活動。SAKIYOMIの公式アカウントでも、インスタノウハウを解説中。(2.2万フォロワー:https://www.instagram.com/sakiyomi_/)