高速バスの展開で高い知名度を誇るWILLER。
なんと、3ヵ月半でフォロワーを1.7万人まで伸ばし、さらにコンバージョン数の成果にも大きなインパクトがありました。
今回は、SAKIYOMIのCMO田中が、なぜフォロワーを伸ばせたのかや、運用で気づいたことなど、WILLERのインスタグラムアカウントを担当する垣内さんにインタビューします。
プロフィール
- 垣内さん(WILLER株式会社)
- 田中(SAKIYOMI CMO)
- 村井(SAKIYOMI マーケター / WILLER様アカウント担当)
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1投稿で運用代行費をペイできる!売上直結の施策とは
田中:まず、直近のアカウント成果を教えてください。
垣内さん:目に見えるところでは、フォロワーが8,600人から、ものすごいスピードで1万人を突破して、現在は1.7万人まで伸びています。
これまでは「投稿したのにフォロワーさんに届いていない…」という状況が続いていましたが、投稿の閲覧数も伸び、ホーム率も改善するなど、今ではたくさんの方に見てもらえるようになったと感じています。
田中:すごい成果ですね!WILLERさんのインスタグラム運用の目的や、求める成果を教えてください。
垣内さん:Z世代の若い方をターゲットに、高速バスの予約数を獲得する目的で、認知と予約獲得のための運用をしていただいています。
SAKIYOMIさんに運用代行をお願いしてから、かなり予約数の獲得が取れています!
私自身もっと先になるだろうと思っていたのですが、運用していただいている費用は運用3ヵ月目でペイできるぐらい予約が入っています。
田中:インスタの運用は中長期の施策なので、一般的には半年〜1年でしっかり費用を回収していくケースがほとんどですが、WILLERさんの場合は3ヶ月目である程度ペイできるまで成果があったということですね。
垣内さん:運用代行の他にもインフルエンサーを活用した施策の実施などもさせていただきました。その動画がバズり、1000万回再生された影響で流入が増えた点も効果としては大きかったと思います。
SAKIYOMIさんにご依頼したインフルエンサー施策では、一緒にチャットボットを入れていただいたこともあり、予約の獲得に繋がっています。
実はSAKIYOMIさんにご依頼する前にもインフルエンサーの方に投稿していただき動画もバズったのですが、その時は予約数の獲得にはほぼ繋がらなかったので、こんなにも成果に違いがあるのかと驚いています。
田中:同じようなインフルエンサー施策でもSAKIYOMIが入る前と後で成果に違いがあったということですね。もう少し具体的にお伺いさせてください。
インフルエンサーとのコラボ動画が1000万回再生!…でも予約には繋がらず。。
田中:SAKIYOMIにご依頼いただく前のインフルエンサー施策も反響はあったようですが、予約獲得には至らなかったのでしょうか?
垣内さん:インフルエンサーさんに投稿していただいたリール動画が1000万回ほどの再生数となり、すごくバズってフォロワーも数千人単位で増えました。
しかし、実際に予約に繋がったのは指で数えられる程度で、売上でみても数万円という結果で…。
一定、認知施策という目的においてリーチ数はKPIのひとつでもありましたし、フォロワー数も大幅に増えたことはもちろんポジティブでした。でも一方で、その先にある予約数に繋がらなかったことは大きな課題となりましたね。
動画がバズったりリーチ数やフォロワー数を伸ばしても、その先にある「予約・購入」を増やすための施策であることが前提なので、ここをもっとこだわっていく必要があると社内でも議論しました。
SAKIYOMIさんに運用をお願いしてからの認知施策では、動画の再生数はもちろんのこと、課題となっていた予約数も一気に伸ばすことができました。
インフルエンサーの施策とチャットボットの併用が、インパクトとして大きかったのではないかと感じています。
1投稿で予約獲得数100件!チャットボットが売上の鍵に。
田中:SAKIYOMIとの取り組み内容や、成果について教えてください。
垣内さん:インフルエンサー施策とチャットボットの掛け合わせ施策が非常に効果が高いと感じました。
インフルエンサーさんの投稿でWILLERのアカウントに流入するユーザーが増えることを想定していたので、事前にインフルエンサー側の投稿と連携できるようにWILLER側でも投稿を用意していました。
この投稿では「ドーム」とコメントをしてもらうと、お得なキャンペーン情報がDMで届くように仕掛けていたのですが、ものすごい反響があってなんと711人の方に情報を受け取っていただきました!
そこから予約に繋がったのが146件あり、売上も60万円ほどありました。
田中:すごい成果ですね!1投稿で、1ヶ月分の運用代行コストをペイできてしまうインパクトですね。
村井:もう1つ成果として、WILLERさんのアカウントのホーム率がものすごく改善しています。SAKIYOMIでの運用開始前が22%ほどだったのが、運用3ヶ月で34%まで改善しました。
田中:すごい!2〜3ヵ月で10%も上がっているんですね。数字で聞くだけだと「10%上がったんだ」と思う方もいるかもしれませんが…ホーム率をあげるのは本当に難易度が高いんです。3ヶ月でこんなに上がることは珍しいですよね。
村井:はい。ホーム率が高いということは、多くのフォロワーのフィード投稿のコンテンツが表示されているということなので、しっかりアカウント全体の質が上がっていることを意味しています。
特にチャットボット機能がフォロワーの親密度に直結し、結果ホーム率が改善したと考えられます。
SAKIYOMIが入る前のアカウントの状態も、広告に頼りすぎる運用ではなく、きちんとコンセプトとこだわりが伝わるような運用をされていたので、もともと良いフォロワーさんが多かったのではないかと思います。
田中:それでも、3ヶ月で10%上がるというのは異例ですし、すごい成果です!
自社でインスタ運用をするも、面白みのない地味な投稿ばかりに。
垣内さん:メインはリスティング広告で集客していました。スポットでキャンペーンをやったときには、SNS広告なども実施していました。
田中:集客を行う中で、「インスタは相性がいいから試してみよう」といった形で始まったのでしょうか?
垣内さん:メールやLINEは若い方になかなか開いてもらえない時代になってきて、伝えたい人に伝わらない現状がありました。
みなさん利用する前に、SNSでいろいろ調べ参考にして予約や利用をされている時代になってきている中で、SNSを特に強化していくのが当然の流れだと思いました。
そういった中で、若い方に向けて情報発信ができるようなツールとして、インスタを強化していこうというのが始まりです。
田中:SAKIYOMIが支援する前のインスタ運用はどのようにしていたのでしょうか?
垣内さん:インハウスで対応していて、私と制作メンバーの2名で少しずつ投稿を作っていました。でも、フリー素材ばかりで面白みのないつまらない投稿になっていて。すごく地味というか。。
なるべくZ世代に可愛いと感じてもらえるように試行錯誤を続けながら運用していたのですが、気づいたら4〜50代のフォロワーが増えていました。
そんな中、途中で制作メンバーも変わってしまったり、なかなか思うようにはいかなかったですね。
田中:伸び悩む点なども多かったという流れで、SAKIYOMIを見つけていただいたのですか?
垣内さん:やはり本気でSNSをやっていくには、それなりのリソースも必要です。
週に2日投稿するだけでもかなりリソースがかかっていたので、本気でやろうと思ったら私が片手間でやっていくのは無理だなと思いました。
お任せして一緒に進める中で、こちらも知識を吸収してインハウス運用に持っていきたいという話が始まりでした。
SAKIYOMIは「お客様とのコミュニケーション」を提案してくれた
田中:インスタの運用代行会社に委託しようと決まった中で、SAKIYOMI以外の会社は候補にあがりましたか?
垣内さん:何社か見ていて、5〜6社はお話を伺いました。運用代行のところと、iチャットというインスタの中のチャットボットの2軸で探していました。運用代行だけのところもあれば、チャットボットのツールのみを提供する会社など、内容はさまざまでしたね。
田中:いろいろな運用代行会社はあると思いますが、SAKIYOMIを選んだ決め手はなんでしょうか?
垣内さん:SAKIYOMIも他の会社も投稿数の条件はほぼ横並びでした。
しかし他社さんは「追加でこういったキャンペーンやりましょう」「広告を何百万円分回しましょう」という提案が多く、その上でインスタも投稿しますというスタンスでした。
キャンペーンや広告がベースになっているのが、私の中で気になってしまい…正直、お金を積むだけであれば社内でもできるのではないかと思ってしまったんです。
SAKIYOMIさんからの提案は、お客様とのコミュニケーションやエンゲージメントの高め方について具体的に話してくださいましたし、あくまでオーガニック投稿を強みとして運用しているという点が他社さんと一番違うポイントで、私の中で大きな決め手となりました。
田中:ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。
インスタの投稿をインスタ広告で動かすこと自体は相性が良いので、一定数コンバージョンが生まれやすいケースはあると思っていますが、広告が前提になっているといつまで広告に頼らなければならないのかという観点もありますよね。
インスタのアカウント自体が強ければ強いほど広告の費用対効果も上がりますし、オーガニックで土台をしっかり作ることのプラスのメリットがあるとSAKIYOMIは考えています。
SAKIYOMIの支援前・支援後で、変わったと感じる3つのこと
田中:支援前と支援後で変わったと感じるところはありますか?
垣内さん:変わったと感じる点は、大きく3つあります。
- 予約に繋がる運用ができるようになった
- 1投稿あたりのリーチ数が伸びた
- お客様のリアルな声が聞けるようになった
まずは、予約につながる運用ができるようになった点がひとつ。
チャットボットを使ってサイト流入数を増やすことができ、予約に繋げられる導線の構築と運用ができるようになりました。
2つ目は、1つの投稿を見てくださる方の数がすごく増えたというところです。
もともと、投稿をして新規のフォロワーも増えているものの、ホーム率が低くて新しい投稿をしてもフォロワーさんに見られていない、情報が届けられない状況がありました。
しかし今は、多くのフォロワーさんに見てもらえるようになったのが2つ目のいいところです。
3つ目は、インスタグラムを窓口に、リアルな声が聞けるようになった点です。
ストーリーズでアンケートを取っていただき、実際にバスの利用後や利用前に困ったことなどを「バス利用者のご意見」という形で直接拾えるようになったのは、面白い部分だなと思っております。
田中:インスタを起点に集客し、WILLERさんのバスのサービスも若い子が使う機会が増えたと思うので、それぞれの施策がフィットしてきていますね!
ちなみに、インハウスで運営している時はDMを活用することはあまりなかったのでしょうか?
垣内さん:はい、ほとんど無かったですね。
いわゆる、フォロワーが増えて知名度が増えて、予約数が上がっていく…というものだと思っていたので、DMの活用は全然していませんでした。
チャットボットを導入してからは、2,500件くらいのDMがあったと思います。今では多くの方に情報が届けられているんだなと思います。
田中:DMがほぼゼロだった状態から、2,500人もの方がDMしたいアカウントになっているということですね。「良い傾向に向かうアカウントの特徴」を全部押さえている感じがしますね!
動画投稿のスキームも整えて、さらにインスタを強固に。
田中:垣内さんが考える、今後の展望について教えてください。
垣内さん:今はフィード投稿やストーリーズをメインに投稿していただいていますが、バズが起こりやすいのは動画だと思うので、動画×予約数を意識した施策を今後はやっていきたいです。
インスタアカウント自体も順調に伸びているタイミングなので、ここで一気にドライブをかけたいなと。
もちろん動画は撮影や編集など、画像よりもリソースがかかりますが、その分インパクトも大きいのではないかと考えています。
広告を止めても、インスタだけで売り上げが増える状態にできるような、集客の土台となるチャネルまで成長させれたら良いなと思います。
SAKIYOMIの運用代行をおすすめしたい企業とは?
田中:最後に、垣内さんが思うSAKIYOMIの運用代行がおすすめできる企業・人はどんなところでしょうか?
垣内さん:フォロワーを増やすことだけではなく、フォロワーとのコミュニケーションやエンゲージメントを向上させたり、関係性を築く中でアカウントを成長させたいと考えている方におすすめしたいです。
いつも効果が出る施策をしっかり提案してくださいますし、成果の目線を合わせて運用や報告をしていただいて、安心してご依頼することができているので。
田中:ありがとうございます!ぜひ今後もいろんな提案をさせていただければと思いますので、よろしくお願いします。