「インスタ映え」という言葉があるくらいに、デザインや画像が重視されるInstagram。
注目されるデザインのコツを知りたくありませんか?
Instagramでタップされる、イケてるデザインのポイントをプロが伝授!
同じ内容でも表紙や中の画像を変えるだけで、フォロワー増加や保存数が大きく変わるのがInstagramの世界です。
今回はSAKIYOMI勉強会から、イケてるデザインを作るためのメソッドを特別公開します。
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Instagramでタップされるための「疲れないデザイン作り」とは?
まず、Instagram投稿デザインの基本の考え方について解説しましょう。
実は「映え」よりも重要なものがあることをご存知でしたか?
具体例をあげて解説しましょう。
こちら2つの投稿、どちらをよりタップしたくなりますか?
SAKIYOMI勉強会の参加者は、圧倒的にBを選択。
Instagramユーザーは毎日、膨大な量の画像投稿を目にしています。
何種類ものフォントを使ったり、目立つ色づかいでド派手にアプローチされると「目が疲れる」と判断されてしまいクリックされないのです。
これは、デザインのプロのあいだでは「脳の認知負荷」として知られています。
脳が処理する情報量をシンプルに、少なく絞りこむことで、滞在時間が長くなったりフォローや投稿の保存につながりやすくなるのです。
ユーザーさんを疲れさせないための、思いやりを発揮できるのがデザインと言えるでしょう。
この「疲れないデザイン」という基本哲学を活かした、6つのポイントを解説しましょう。
デザインの基礎で欠かせない6つのこと
重要ワードをしっかり強調する!
デザインの基礎1つ目「重要なワードは強調しましょう」。
強調する方法は何かというと、文字の大きさや色を変えることなどです。
例でいうと……”10選”っていうこの数字の部分を強調したかったので、10という箇所を一番大きく見せています。ただ、すべての言葉を強調しようと大きくしていくと、全部が半端に見えてしまって窮屈に感じるケースがあります。多くても、強調するパートは3つまでにしておきましょう。
その他のサブの言葉は小さくして、しっかり対比をつけましょう。
文字の大きさと小ささの比率のことを「ジャンプ率」と言います。ジャンプ率をしっかりつけていくとメリハリが出て、ぱっと注目して欲しい文字に目線が行くようになりますよ。
使いすぎはダメ?カラーは3色以内で
使う色は3色以内にしましょう。
今回の画像で言うと、
- 薄緑のベースカラーが75%
- 濃い緑が20%
- 白いアクセントカラーが5%
この75:20:5の割合が、デザイン界隈で鉄則と言われている法則になります。
75対20対5。ぜひこれも覚えてください。投稿がさらにバランスがよく、見えやすくなります。
フォントは統一し、すっきり見やすく!
フォントを統一することと、文字の大きさにメリハリをつけることも重要です。
例えばSAKIYOMIのInstagram投稿では、フォントはすべて同じゴシック体で統一しています。
意外と忘れがち、文字サイズにメリハリを
見出しの部分や数字の部分など、しっかり見てほしい部分は文字を大きくして表示をしています。
もし強調したい単語などがある場合は、その部分の文字サイズを通常よりも大きくしましょう。
例えばこの場合、小さい文字のサイズよりも1.5倍以上表示をするとかなりメリハリがつきやすくなります。
装飾で印象に残りやすい画像にしよう!
続いて5番目「装飾を加えましょう」。
やっぱりInstagramは視覚情報なので、文字だけだとユーザーさんは
「何かちょっと難しそう」
「文字量多いな」
と、拒否反応が出ちゃう場合もあります。
文字の強調したいところの上に点々や、スラッシュを入れることによって、文字にメリハリができます。
すると見てほしいところだけに目がいくので、強調のやり方としてここも押さえてほしいポイントです。
詰め込み過ぎはダメ!余白を活用しよう
6つ目「余白を作りましょう」。
SAKIYOMIデザイン専門チームメンバーも常々口にしているくらい、これがとても大事です。意外とInstagramの伸びていないアカウントを見ると、この余白作りができてないパターンがとても多いんですね。
- 伝えたい情報を全部詰め込んで余白がない
- 目立たせたいから文字を大きくしすぎて逆に余白がない
など……
結構見かけるので、余白作りはぜひ気をつけてほしいポイントです。
目安になりますが
- 余白 7対3
- 文字数 22文字以内、または22文字程度
が望ましいです。(※文字だけの投稿の場合)
もし写真がメインの投稿であれば、メインになる中央の写真を邪魔しないように、15文字程度ぐらいに収めていくといいですね。割合の目安としては、文字が2割、余白が8割程度というところです。
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【プロのテクニック!】イケてるデザインにするコツ
表紙編
-映えよりも視認性を大事に!
とにかく視認性を意識してください。
「視認性」というのは、いわゆる見やすさ、読みやすさのことです。
ユーザーさんは情報収集をしたくてInstagramを見ています。複雑なものを見たいというよりも、読みやすさや見やすさの方がとても重要です。
なので、先ほどご紹介した6つの点も押さえながら、読みやすさ・見やすさを追求していくことが投稿デザインではとても重要です。
-何を伝えたいか?メインテーマや内容をハッキリさせよう
主役を生かすも殺すも配置次第で変わってきます。
これも先ほどご紹介した余白と関わってくるのですが、
こんな感じで「余白 対 文字」の対比を2対8にしたり、「イラストなし・写真なし」の場合であれば、7対3にしたりします。
どれが主役・メインテーマなのかを見極めて、文字の配置や比率を調整することが、読みやすさを実現する重要なポイントになるんです。
例えば無形の情報コンテンツ(いわゆるテキストだけ)の場合なら、タイトルが主役です。この場合、タイトルコピーをしっかり目立たせるようにしましょう。
逆に、有形の商品紹介や旅情報など、写真がメインの場合。これは写真が主役になるので、写真を邪魔しないようにテキストを配置していくことが重要です。
(2枚目以降の)ページ編
-【見逃されている重要ポイント】『読み飛ばし』に対応できているか
おそらくほとんどの人が意識できてないポイントです。
ユーザーの読み飛ばしに対応するようにしてください。
どういうことか説明しましょう。
ユーザーは2枚目以降を見ていくときに、既にたくさんの情報を見ています。なので、そんなに長く、全部じっくり見ているわけじゃないんです。
要するに、パパッとスワイプしてどんどん2枚目、3枚目を見ていきます。全部の文字を認識して見ていくわけじゃないので、一部だけ見ます。
目次や見出しの部分だけをまずパッと見て、「じっくり読みたいな」と思ったら2ページ目とか3ページ目に戻り、その下を詳しく読み込んでいく。これがInstagramユーザーの一般的な行動フローになってます。
大切なことは、ユーザーさんが違和感を感じることなく、どんどん読み飛ばせること。
「スラスラと読めちゃう」ことが重要です。
ちょっとわかりにくい言葉があったらその時点ですぐ離脱されたりします。なので、見出しの言葉選びというのはすごく重要ですね。
-『読み飛ばし』にプラスワン、中盤に”詳細で読み込める情報”を織り交ぜる
本文に読み込むポイントを作りましょう。詳細説明など、ですね。
ユーザーさんはパーっと読み飛ばしをした後、再び2枚目と3ページ目の詳細説明に戻ってきます。この詳細説明を読んだときに、読み飛ばした際と全く同じ印象だったら、ユーザーはどう思うでしょうか?
「なんか同じこと書いてるな」という内容だったら、9割がた「別に必要ないな」と思われて離脱されてしまいます。いわゆる「コンテンツ内容が浅くて、読む価値がないな」って思われてしまうという状態ですね。
ですので、飛ばされてもOKな情報とは別に、ゆっくりしっかりと読んでほしい&読まなければ吸収できない情報を「ここをチェック」というような形で配置していくことが重要です。
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競合アカウントの「色」を分析して、読まれるデザインに改善!
こちらのメルカリのノウハウ・売れ筋のアカウント表紙。競合となるInstagramのメルカリ運用アカウントにアースカラー(緑、茶、ベージュ系)が多いため、
- 青と水色の中間色を用いて差別化
- イラストやロゴを除いて、3色以内に統一
- 白抜きや反転を活用して、少ない色数でも映えを維持
と、ポイントをおさえた改善をしていて、とても良いと思います。
タイトルや数字などに白枠を使い、メインテーマを強調。数字は読者の印象に残りやすいのでここを強調するのもポイントです。
3ピクセルずらすだけで…プロの指摘が光る!
さらに改善するとしたらどこになるでしょうか?
まず、この表紙は文字でテーマを伝えているので、キャラクターのイラストを若干小さくして、文字をもっと目立たせるのも良いと思います。
もう1つは、2行目にあたる「購入しますが殺到する」の吹き出しの位置ですね。
左上のロゴの左端ラインと、吹き出し装飾のラインの位置に若干ずれがあります。
これをあと2〜3ピクセル左にずらして近づけると、ユーザーに安定感を与えるデザインになります。
余白も2行目の左右では左が大きいので、シンメトリーに近づいて見てる人に安定感を与える効果が増えますね。
まとめ
今回は投稿のバズるデザインに関する勉強会でした。
プロが気にする重要事項に「余白をしっかり作る」や「読み飛ばしを意識する」などが入っているのは、意外だったのではないでしょうか?
読み飛ばしを意識した上で細かい情報も入れること、読み返したくなるデザインを意識することもとても大切です。
是非これを機会にSAKIYOMI会員になって勉強会のフル動画をご視聴してはいかがでしょう?
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